「入れ歯専門の歯医者」が実際の症例と治療、治療に対する考え方を紹介する記事を中心に書いていきます。

「成活」習慣とは 1―1.絵手紙出して! 仕事とは「仕組み」を作ることと知った(1/6)

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歯科医は今、数が増えてとても厳しい職業の一つと言われています。

歯科医院の数がコンビニの数より多いのは事実です。

歯科医院       全国の件数 68155件

コンビニエンスストア 全国の件数 43268件 

(歯科医院件数 平成21年12月 厚生労働省医療施設動態調査より)
(コンビニエンスストア件数 2010年11月22日(月)16:00 発表JFA コンビニエンスストア統計調査月報より)

 

私の歯科医院は祖父が地元で開業しました。

私自身は三代目になります。

75年前に祖父が開業したとき駅のまわりの歯医者は、いとう歯科医院だけでした。

二代目の父が若かったころもまだ良かった。

 

でも父は脳梗塞で倒れて以来、患者の数を少なくして閉院することを考えるようになります。

患者が一人も来ない日もあると言っていました。

 

なんとかしようと思った私は歯科医以外の多くの職業の人と交流を持つようにしました。

ある異業種交流会で出会ったのが経営コンサルタントの吉見範一さんです。

 

私が話をすると「歯科医院ちょっと見せてよ」と言ってくれました。

後日やってきた吉見さんは歯科医院の中を見回してこう言います。

 

「先生、絵手紙描きましょう」

...わけがわかりません。

 

絵ごころが全くなかった私は「絵手紙の描きかた」という本を買って見よう見まねで10枚くらい描きました。

吉見さんに見せると何枚か選んで

「患者さんに、これ出して」

と言います。

 

たしかにこれまでも患者にハガキを出すことはありました。

「調子はいかがですか」

「歯みがきしましょう」

「そろそろ健診の時期です」

というハガキです。

 

でも絵手紙に書いてあることといえば

「春らんまん」

「我が家のアイドル」

「ちょっと飲みたい気分」

これ、出して大丈夫か?

ものすごく不安です。

 

まず数人に出してみました。

すると後日来院して喜んでくれます。

思い切ってすべての患者にハガキを出してみました。

 

すると信じられないことが起こったのです。

患者数が急激に増え始めたのです。

それ以来、教わりながら色々なことをやっています。

会報を出す、治療説明のカードを渡す、治療前と後の写真を撮って持って帰ってもらう、イベントをやるなど。

今では父と私で休むヒマもないくらい診療をする日が多くなりました。

図9絵手紙縮小.jpg

 

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