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日本の住宅事情とインターネット サービスの絶妙な不協和音

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こんにちは、避暑と現実逃避をかねて岩手にいます。松井です。

妻の実家が震災の被災地、宮古市なのですが、現地の状況については後日お伝えしようと思います。

今回のテーマは日本の住宅事情とインターネット サービス。一見関連性がないどころか、クラウドサービスがその辺の事情を吸収してくれそうなイメージがありますが、そうでもない部分もありそうだなぁと思ったので少し書いてみます。

数ヶ月前から話題になっていたSkypeによる英会話教室。格安で時間を選ばず受講できるとあって人気のようですが、これができるならボイストレーニングもSkypeで行なってはどうかな、と思ったのがこのエントリーを書く発端です。

ビデオ通話を使えば発生方法を細かく指導できるし、生徒の様子を見ることができて効率よくレッスンできるなと思いました。マイク越しで発生の善し悪しなんてわかるのかという感じもしますが、正しい発声をすると声の聞こえ方が著しく変化するのでその辺りは何とかなるだろうと思います。

しかし、それ以上に大問題なのは声そのものです。

東京のような住宅が密集し、部屋同士が薄い壁一つで仕切られ、深夜番組を見るのにも気を使い、精一杯笑い声をこらえながらアメトーークを見なければいけないような環境がでは魅力的なパワフル ボイスを出せば出すほど近所迷惑になるんですね。

この音漏れの問題は結構深刻で英会話教室だって部屋の環境と時間帯によっては近所迷惑になりうるんですよね。布団に入ってこれから寝ようって時に「ディス イィズ ェア ペェーン」とか聞こえてきたら苛立ちを押さえることは不可能に近いでしょう。

この問題を解消する方法としてはインターネット付きのリハーサルスタジオを借りるとか、YAMAHAの組み立て式防音ブースを買うという方法があります。

ただ、ネットが使えるリハスタは多くはないし、防音ブースなんて買うくらいだったら近くのスクールの方が安上がりかもしれません。

インターネットを使ったサービスは魅力的で様々な問題を解決してくれますが、物理的環境に依存する部分もあって、果たして今後どうなっていくんだろうなぁと気になっています。

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