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ブラックボックス クリアボックス
コンサルティング、特に、プロジェクト管理をしていく中で、重要な考え方だと思っているのが、掲題の言葉。
最近では、見える化しましょうとブラックボックスだったものをクリアボックスにする傾向が強くありましたが、このことではありません。
プロジェクトメンバーによって、同じものでもブラックボックス化するべきものとクリアボックス化するべきものが違ってくることを認識することが大事なのです。
全てのメンバーに全てのものをクリアボックス化することが良いことではないのです。まぁ、時と場合にもよりますが、たいていの場合は、ブラックボックス化するべきところはブラックボックス化する。その方が、シンプルに考えられる。
例えば... 業務システム構築のプロジェクトがあったとします。ユーザー側と業者側のプロジェクトを組んで、進捗を管理しています。ユーザー側の視点に立てば、重要なのは「インプット」「アウトプット」「スケジュール」「予算」「導入後の業務フロー」であって、システムの仕組みや中身のロジックはある意味で知る必要がない。逆に業者側の立場に立てば、「設計」「開発」「テスト」などの細分化されたグループやジョブの進捗が重要になってくる。
ユーザーに対して、細かい設計やロジックを説明して納得させることはあまり意味がないことであるが、多くのプロジェクトでは、全員で情報を共有しようとこのようなことに時間と労力を費やしているケースを見かけるのである。
ユーザー側から見れば、設計、開発、テストなど大きな進捗は把握する必要はあるものの具体的で細かい進捗や中身はブラックボックス化した方が考えやすく、納得しやすい。
プロジェクトとは、所詮関係者、特に決済者を納得させることが大きなポイントであると考えている。そのためには、ある部分をブラックボックス化させてそのブラックボックスの進捗を理解させることが重要になってくる。
このあたりの調整、さじ加減が、プロジェクトマネージャーに求められるのであるが、つい、自分の得意分野であればあるほど突っ込んだ内容になってしまいがち。
ときに、シンプルに考える、シンプルに捉えることも大事なことである。


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