WBI コンシェルジュの Try ! & Error ?:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) WBI コンシェルジュの Try ! & Error ?

WBIとは Working 、Business & ICT。WBI コンシェルジュとは、働き方の見直し、業務改革、ICT活用の支援・相談役です。

 あるクライアント様で、WEBサイトの構築を検討されていて既にデザインなどが出来上がっている。ご担当者から、見積もりを見せていただいたが5ページで50万円近くの内容だった。
 
 思わず、えっと発してしまった。
 
 特別、凝った内容ではない。動画のコンテンツは含まれているが、きちんとその工数は見積もりに乗っている。問題にしたいのは、1ページ単価である。
 
 デザイン費とコーディング費と分かれて、それぞれ1ページ当たり数万円が付けられている。
 
 「これって、もう発注しているんですか?」と聞いていたが、発注する予定だという。おそらく、今までの契約の関係や政治力が働いているのだろう。そうとしか、考えられない。
 
 しかめっ面をしていると、クライアント様のご担当者様から「いくらくらいが妥当な金額ないでしょう」とたずねてくる。WEBサイトの見積もりは、値があってないようなものだと思っているが、あまりにも高額なので、「小職の関係で発注すれば、半値でできます」と答えた。
 
 その言葉で、ご担当者様は驚いた表情を見せた。すかさず「半値でも高いくらいです」とたたみかけ、「通常、TOPページで、2万円、それ以降のページで1万円という金額というのが、小生の頭の中にある金額です」と付け加えた。
 
 動画もあるので、5ページで10万円というのが、小職の頭の中見積もりです。
 
 しかし、混乱を引き起こすことが小職の任務ではないので、「この業者でも構いませんよ。ただ、値段交渉はした方がいいかもしれませんね」と事態をまとめた。
 
 もちろん、質の高いWEB制作会社は、それなりの単価を持っていると思う。しかし、コンテンツの制作もせず、文章を渡して単にWEBページにするだけで5ページ10万円はないだろうというのが、率直な印象。
 
 金額交渉が上手くいったのかどうかは定かではないが、WEB制作の相場というものがあれば、違った対応になっていたに違いない。
 
 なぜ、一言小生に相談がなかったのか... まだまだ、小生がたずさわれる範囲が狭いのだろうという失望感も感じてしまった。
 
 しかし、これはこれ。クライアント様が気持ちよく仕事を発注できて、質の高いものが提供されれば高くはないだろう。
 
 しかし、この出来事は、小生がまだまだ積極的にクライアント様に関わっていないという現実を叩きつけられたと同時に、このWEBページの制作もフォローしていかねばと思う瞬間だった、。

Kawakami

Special

- PR -
コメント
ゆきち 2007/03/21 09:37

該当するページがどんなものかわからないのですが、それって、安易に高いといってよかったものなのでしょうか。SEOの効果測定などが含まれていたのでは無いでしょうか。あとは、CSSなどは、それなりに知識を要しますので、「単に文章を流して」では済まないシーンもそれなりにあります。御引受けなさるのも結構ですが、単なる文章の変換だけで済むなら、デザイン会社などにたのまず、コンバーターを販売した方がいいのではないかと思います。どうも、目に見えないものを過小評価している気がしてなりません。

とおりすがり 2007/03/21 10:25

ゆきちさんが言われているとおり、過小評価のような気がします。一時期前に比べれば、50万円という金額は妥当の範囲内だと思います。「とくかく安ければ良いのだ」というのは、Webデザインの制作現場をよく知れば、あまり出てこないと思います。

himat 2007/03/21 15:01

間違いなく高い、と言うかぼったくられた口です、うちも。
テンプレートや商用素材集の新規購入代でなら、高いものを買えばそのくらいの値段が付いている物も有りますし、素材作成のためのカメラマン派遣費用とかなら、嫌だけど納得はしますよ。
手打ちでコーディングやったのなら努力は認めましょう、でも、手持ちのテンプレートにこちらの素材を流し込んで、cgiは在り合わせ、更には納期遅れのおまけ付き。
B to Bにはそれなりに実績が有るところが絡んでるしカテゴリ登録保証もあるから、そちらを重視して評価はします。
まあ、私が払うわけじゃないし、上の指示で切り替えざるを得なかったから仕方ないけど、それでもやっぱり高すぎる。
そんなにくれるんなら私がやりたい。
業者さんの苦労は判るけど、裏の実態が見える人間なら皆そう思うんじゃないかしら。
アニメーターやキーパンチャー、あとゼロからコーディングするところも入れましょうか、そこと比べたら、webサイト構築なんて遊んでるみたいな物、あの業界をサンプルに持ってくるのはアンフェアかもしれないけど。
比較対象悪すぎ・・・・は、認める(^^ゞ。

Kawakami 2007/03/21 19:48

ゆきち さん>
とおりすがり さん>
himat さん>

コメントありがとうございます。
小生が、値段が高いと判断したのは、単に値段だけではありません。そのクライアントが欲している機能と、出せる金額のバランスから判断しています。
もちろん、WEBの制作と言っても、ピンからキリまで存在します。クライアント様からこんな機能も欲しい、こんな効果も期待している、絶対にアクセスが上がるようにしたい...という要求があっての金額であれば、それは判断するに値します。
しかし、今回は、それほどの要求をせず、WEBページを安価で作りたいという要望が小生には汲み取れたのです。
そこのバランスを考えると、小生だったもっと安く、クライアント様も求めるレベルのページを制作させられると判断下のです。

業者が、自分の持っているスキルやノウハウを元に単価設定するのではなく、クライアント様がどのレベルを求めているかを察知し、そのレベルを満たす中での安値で提供するのがプロだと思います。
 
求めていないものまで、買わされている...これが、今回の小生の判断です。

もっさりさん 2007/03/21 19:56

Webページに限らずソフトウェアの受注総てに言えるんじゃないですか?
あんたらみたいな自称コンサル屋を含めた作りもしない人間が勝手に値段を決めるからおかしな話になる。
高いか安いかなんてものは売り手が決めるんです。

Kawakami 2007/03/21 20:54

もっさりさん >
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、WEBページに限らず、ソフトウェア、コンサルティング含めて同じ構図かも知れません。
値段があってないようなものだけに、その妥当性が問題になります。
売り手と買い手に、価値観のギャップがあるからこそこじれてしまう。
売り手としては、これだけの高い品質のものだから高くて当然。買い手としては、求めている品質、機能のものをこれしかないという形で買えと言われても困ってしまう。

その大きなギャップを埋めて、何が妥当なのかを判断する存在がどうしても必要になってきます。その存在こそが、ITコンサルタントであり、IT顧問だと思います。

買い手の求めている以上のの品質、機能を買い手が出せる範囲の費用で提供するのが、理想だと思います。

めらの 2007/03/22 19:06

>>値段があってないようなものだけに、
普通、工数から判断されるのでは?
人件費で考えると、一般的な平均年収は450万円、月収38万、実働22日で日当1万7千円。
経費(ランニングコスト)についてですが、事務所がある場合だと、関東とかで安くても8万は月に必要です。家賃5万・光熱費2万・ネット代1万、それに自分の制作履歴などをディスプレイするホームページ費用が月5000円、消耗品10000円(切手とかCD-RとかDVD-Rとか)・定期代5000円まあ、10万くらいとします。10万円を22日で割って一日あたり4500円のプラス。
それと償却の必要な設備。これはパソコンおよびソフトも含まれますね。PCは2年程度(税制上は4年になってますがそんなに持ちませんよね)で中程度スペックで17ichモニタ込み15万円、ソフトはphotoshop、Illstrator、Flash、Dreamweaver、Fireworksがほしいところなので、CreativeSuite2.3Premium+Studio8パック29万円を選びます。ずっと使い続けるのでこれの償却を何年するか迷いますが、税制上と同じ6年にします。これの更新に2年に1回13万必要です。それぞれ償却する年で割り合算すると大体年20万、月1.6万、日割で+800円くらい。
人件費1.7万+経費0.45万+設備0.08万=2万3000円
日当2.3万、必要ですね。(ソフトの償却期間は議論のあるところでしょうが、日当2.5万は超えないと思います。)
======
川上さんの提示額・TOPページデザイン2万、各々ページ1万x4、Flash動画3.5万円、諸雑費0.5万で10万あたりでしょうか?個人ならまあ、そんなもんだろうなという印象です。会社としてやってるなら、法人税と消費税がかかってくるので、もうちょい違う話になってきそうですが。

Kawakami 2007/03/22 20:19

めらの さん>
コメントありがとうございます。

おっしゃるとおり、原価や工数を積み上げて算出する場合もあるでしょう。しかし、WEB制作やコンサルティングというサービスは、積み上げた額を参考にしながら別途算定する場合があると思います。
人件費だって、自分は年収400万円という人もいれば、1000万円と言う人もいます。
それだけでも、時間単価は、かなり違ってきます。
いくら欲しいか、いくら取れるサービスか、という視点に立って金額を算出している場合もあります。

単に、数字を比べても意味がないということでしょうが、法外な金額を見積もられて、対案を出して比較するというのは正しい検討方法だと思います。
もちろん、それぞれの品質、機能、要求しているレベルと比べなければなりませんが、通常のエンドユーザー企業でそこまできちんとできている企業は多くないと感じています。

とかちつくちて 2007/03/22 23:01

まぁ内容次第ですが、そこまで法外な金額とは思えません。

逆に10万のやっつけ仕事であとから変更もきかずに完全テンプレの流し込みにされるほうが怖いです。
知ってる会社様でその程度の金額で動かしてる所を知っていますが、WEB標準もSEOもまともに理解していません(今時フレームとか笑えます・・・w)

1P2万なんて、「ほーむぺーじ」と言われていた昔ならまだともかく、今の製作の現場を知っていたら怖くて頼めませんよ。
というかコンサルティングをしているなら「半額でもできるよ」よりまず「内容前後の確認」じゃないですか?
一口に政治力と言っても以前に安価で無理な注文をしてた等の経緯もあるかもしれませんが、まぁそれを踏まえて高いというのならそういう理由があるのでしょう。

しかし貴方の書き方はWEBページなんて1枚2万程度でいいんだ、という印象しか与えていません。

Kawakami 2007/03/23 07:00

とかちつくちて さん>
コメントありがとうございます。

おっしゃるとおりです。何も否定しません。その通りです。

>貴方の書き方はWEBページなんて1枚2万程度でいいんだ、という印象しか与えていません
小生は、一般論を言っているのではありません。今、対応させていただいているクライアント様の場合を頭に入れて、ご紹介しています。
言葉足らずの点があることはお詫びします。お許しください。

今回の小生の事例の場合、クライアント様にとっての最重要事項は、
・まずはWEBページを早急に作るということ。
・安価に押さえたいという明確な意思。
この点は、はっきりしているのです。
ただ、WEBの相場すらよく理解されていない様子で、業者の言いなりになってしまう傾向が強いのです。

業者がいうのだったら仕方ない となって、その金額のまま発注してきているのが今までの経緯です。
そこで、多少大げさかもしれませんが「半額程度でも充分要求を満たすWEBページは作れるのですよ」とアドバイスしたのです。
もちろん、あてもなく半額でと言ったわけではありません。小生が今まで一緒に仕事をしたことのある業者の単価を頭に入れて申し上げています。品質やできばえも、分かっていますし、評価もしています。

こんな状況なのです。
一般論を言えば、WEB制作は、奥が深いことも理解しています。しかし、WEBを作ると言うことに関して、全く知識や経験がないかたもいらっしゃいます。言われた見積もりが、自分の会社のWEBの制作に合っているか、過剰なのかの判断ができていないのです。
そのようなクライアント様に、良いものですから、損はしません、それだけの機能や価値があるんですといって、高価なものを押し付けて、そのまま買ってしまうことがいいのかどうか...
小生は、違うと思うんです。その企業にあったWEBの作り方があると思うんです。今回は、手を抜くこともなく安価ですぐに制作できる方法が得策だと判断しているわけです。

WEB制作が高いかどうかは、クライアント様の価値観で決まります。今回の事例では高いと感じているわけで、他のクライアント様では適正と判断するかもしれません。

nabe 2010/03/02 12:10

5ページで10万が妥当かどうかはちょっと疑問なのですが。

私も、政治的な思惑で値段が決まってしまうところを見てきた方なので
この話、よくわかります。

中には「高いのを承知で」クオリティの低い制作を業者に発注するところもあります。
ただ、それはクライアントが納得している以上、仕方のないことだと思います。クライアントはその業者との「関係」にお金をはらっているのですから。
私なら、いくら高い値段だとわかっていてもクライアントには言いませんが・・・もし担当者の方が思い直して、見積もりを取り直したら上司からお叱りを受けるかもしれませんし。

らふらふ 2010/03/18 12:09

Kawakami様

非常に興味深い経験をされたのかもしれませんが、そもそも、ブツが出来上がってから評価されるならまだしも、発注前に見もしない出来を云々というのは暴論極まるものだと考えますが。いかがでしょうか?

また、その出来を評価すべきはクライアントであって貴殿ではない。貴殿も認められているように、クライアントが「この業者は意図のくみ取りも巧いとは言えず今後の取引には値しない」と判断したらそうすれば良いだけのこと。貴殿の論評は世にあふれている唯々人のあらゆる労働価値を歪めて安売りをする業者のものと何ら変わりありません。

もしそれを認識されているのであれば、コメントを読まない可能性のある読者には多大な勘違いを与えてしまっている可能性が否めません。今回の文章の最後に、そのことを追記なさってはいかがでしょうか?

拙き提案にてご気分を害されたならばお許し下さい。

通りすがり 2011/10/02 07:06

自分のWEBページの旋削をやってるのですが、こんなにお金を払ってくれるクライアントに出会いたいものです、、。 こういうのって空気を売る商売だから値段を決めるのが難しいですよねえ、、。自分は高いって思われるのが怖いので、ついつい安く設定してしまいます。
 ただ、、安易に”それは高いですよ”って言っちゃうと、その人達の中でどんどんWEBページの単価が安くなって、結局自分のクビを締めてしまいそうな気がします。
まあ、、これからどんどんWEBページ制作の単価が低くなるのは避けられないでしょうが、、、。

Kawakami 2011/10/02 07:29

通りすがりさん>
コメントありがとうございます。
周りを見ながら、価格競争に突入してしまっている業界ですよね。
価格が安くなければ、競争に勝てない。
そう思っていると、まさにどつぼにはまりそうです。

可能であるならば、差別化をどうつくり、どう表現していくか...
これに。尽きます。
うちは、**万円です。と自信を持って言い切る自信をつけなければ。
お客さんは、1円でも安くしたいという考えもあるでしょうが、安心感、満足感を得たいという考えもあるはず。
そこで、あなたに任せたいと思われる何かがあれば...
もちろん、よい言い方ではありませんが、お客さんを逆に選ぶ、マーケティングを行うと言うことも大事なことだと思います。

頑張りましょう!

通りすがり 2011/12/27 20:24

本当にそのとおりだと思います。自分に仕事を頼む必然性をもっと考えて、それを伸ばしていきたいと思います。 ありがとうございました!!

Kawakami 2011/12/27 21:35

通りすがりさん>
コメントありがとうございます。
お互い、頑張りましょう!


コメントを投稿する
メールアドレス(必須):
URL:
コメント:
トラックバック

http://app.blogs.itmedia.co.jp/t/trackback/77444/6863436

トラックバック・ポリシー


» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

川上 暁生

川上 暁生

SFJソリューションズ株式会社 代表取締役社長。
MaaS(Management as a Service)を提唱し日々格闘中

詳しいプロフィール

カレンダー
2012年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29      
カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 富士通元社長の山本卓眞氏が残した次代へのメッセージ
富士通の社長、会長を務めた山本卓眞氏が亡くなった。哀悼の意を込めて、日本のIT産業界の大御所が残した次代へのメッセージを紹介しておきたい。(2/6)

news094.gif Facebook就活はもう古い?
約260人のブロガーが、ITにまつわる時事情報などを日々発信しているビジネス・ブログメディア「ITmedia オルタナティブ・ブログ」。その中から今回は「就活」「都心の雪」「ソーシャルメディア」などを紹介しよう。(2/4)

news094.gif 東北をコットンの生産地としてブランディングしたい──リー・ジャパン・細川取締役
塩害に強い綿の生産で東北に新たな産業を作りたい。オーガニックコットンの採用など、環境負荷を下げるジーンズ生産に取り組んできたリー・ジャパンの新たなチャレンジとは──。(1/30)

news094.gif 東北から始まるイノベーション
企業のICTを活用と若手IT技術者による東北発のイノベーションが、中長期的な震災復興の鍵となる。(1/27)

news094.gif 貧困国の雇用を創出する印刷屋、丸吉日新堂印刷の挑戦
全国から約2万7000件の名刺制作を受注をする札幌の小さな印刷会社の成功の秘密は、地道な社会貢献にあった。(1/16)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。

Special

- PR -

サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ