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ITコンシェルジュとは、IT顧問? 社外CIO? いえいえ、ITに関する何でも相談屋、実現屋です。

 公立、私立の高校での不正が問題になっています。必修科目の履修問題です。世界史という名目で地理を教えていたなど、本来、高校生として最低限勉強しなければならない科目を大学受験に関係がないなどという理由でごまかしていたといいます。

 これは、企業でいう不正取引にあたるのではないでしょうか。ルールを破り、ウソをついて、健全性、成長性をアピールしていたというのは、カネボウやlivedoorの事件と全く同じ様相です。

 これにより、他校の生徒との平等性や履修科目の履修による受験や卒業の影響など学生・生徒によるしわ寄せで片つけようとしています。

 この原因はなんでしょうか。新聞各社では、ゆとり教育による授業時間減が大きな原因のように報道しています。授業時間の削減を迫られながら、受験というハードルはいっこうに変わらず、難易度、競争力は増しているというギャップに、公立、私立高校の苦肉の策、やむを得ない策としてまかり通っていたということでしょうか。

 「ゆとり」って何でしょう... 第三者から与えられるものではないでしょう。「ゆとり」は、自分自身で作るものと思います。ゆとり教育の弊害は、これに始まったことではありません。百害あって一利なしということも言われています。しかし、ゆとり教育の方針を見直したという報道はいっこうに聞かれません。なぜでしょう。問題があることは、分かっていながらそのまま先延ばしにしている構図こそ、この履修問題に表れているのではないでしょうか。

 もちろん、カリキュラムをごまかした教師、校長が悪いのは言うまでもありません。しかし、その状況を野放しにした教育委員会哉とするお役所、さらには政治は何をしていたのでしょうか。今回も、そのしわ寄せは一番立場が弱い学生・生徒に集中してしまっています。

 企業では、このようなごまかしの聞かない、ウソのない、不正しにくい、ミスをカバーできるしくとして「内部統制」の導入が迫られています。内部統制は、企業だけの考え方ではありません。学校をはじめ、お役所仕事にも内部統制は必要です。

 ぜひとも、複数の人間が集まる場所には「内部統制」の導入すべきだと思います。決して、上場企業だけが必要な仕組みではありません。

Kawakami
コメント
kondo 2006/10/30 13:54

むしろ国民の税金から給料が出ている役所にこそもっとも必要なのかもしれませんね。
今回の件は、履修漏れのあった学生に対して「救済」措置を取ってしまったらまじめに履修していた学生が不利になります。かといって本人には非が無いのに履修漏れで卒業できないなんていうのはおかしいというまったく出口の無い問題に発展しています。
いったいどう責任を取るつもりなんでしょうか。。

Kawakami 2006/10/30 14:01

kondoさん >
う~む。
誰が責任を取るのでしょうかねぇ...
文部科学大臣が、現状のルールの解釈を最大限利用した救済処置を大臣の権限で取るとおっしゃっていますが、根本解決にはならないですよね。
受験というイベントがあるにも関わらず、それを理想論で無視する傾向があるのも事実。一番の被害者は、受験生全員ともいえますし、高校生全員ということも。既に卒業してしまっている本来は単位不足の大学生や社会人も被害者ですね。
今をどう収めるかという仮題と、今後どう解決していくかという課題の2つが存在しています。
後者こそ「内部統制」しかないと考えているのですが、前者の収め方は注目していきたいところです。

HL 2006/10/30 14:20

ゆとり教育は、すでに2005年1月に当時の文部科学大臣中山成彬氏によって、総合学習の時間の削減と教科学習時間の増加という形で、その見直す方針が発表され、各所で報道もされていました。
それはともかく、今でも学校にはカリキュラムをチェックする係りというかシステムはあるんですよね。今回の直接的な原因は、「ほかもやってるし」というある意味ナイーブな動機だと思います。
解決策は、教育現場の統制という一般論よりも、より個別の案、例えば、必修の世界史を現代史に限定して分量を減らすとか、中学校との授業内容のダブり(社会と理科ではこれが多い)を減らすといったところにあるような気がします。
あまり一般化しすぎて、内部統制と言ってしまうと、現場の実態をよく知らない教育委員会や、もっと知らない文科省の圧力が強まり、現場に柔軟性や活気が失われるって可能性はないんでしょうか。

Kawakami 2006/10/30 14:27

HLさん >
そうですね。その取り入れ方には、検討しなければならない点が多いですね。短絡的に内部統制を導入してしまうと、「ゆとり教育」の二の舞になりかねません。
なぜ、世界史が取りたがらないのかをきちんと分析する必要があると思います。
そこには、受験というイベントが避けては通れない壁となっているように思います。きちんと、受験の仕組みや方法を分析し、その受験を意識した方策が望まれますが、一方で受験をしない高校生もいます。
基礎教養が、どこまで必要でそこからは受験用なのかの線引きが出来ればいいのですが、簡単でもなさそうです。
高校3年間のあり方を見直す機会かもしれません。本当に大学に行きたければ、大検という道が本筋になってしまいかねません。
ただ、高校教員・職員・生徒の思惑が一致してしまった今回の暴走の歯止めは誰が、どの方法で行うのか、それこそが内部統制の仕組みだと思うんです。

ぴぴ 2006/10/30 22:39

> まじめに履修していた学生が不利になります

大学受験のことだけ考えるとそうなんですが、
ずっと先々のことを考えると、本当は、履修できない方が損なのではないでしょうか。その辺が、歪んでしまってるんでしょうね。
私は20年近く前、地方の進学校に通っていて、やっぱり教科書だけ買わされて授業を受けなかった科目がありした。それ以外にも履修していない科目がたくさんありました(多分違法ではなかったのでしょうが)。大学で、某教育大付属出身の先輩が「(社会も理科も)全部習った」という話を聞いて、なんだか非常にうらやましかったのを憶えています。

高齢受験生 2006/10/30 22:41

大学入学資格検定(大検)は、平成17年度より高等学校卒業程度認定試験にかわりました。

mohno 2006/10/31 04:22

> 本当は、履修できない方が損
本当は、そうなのでしょうが、“受験勉強”となると、これまた難しいところかと。履修してても覚えていないことは山ほど^_^;(←ボカッ)

Kawakami 2006/10/31 06:41

ぴぴ さん >
mohno さん>
目先の利益と教養(基礎学力・基礎知識)の天秤は、当事者には判断できないということですよね。
だからこそ、政治家や教育関係者が正しい道筋、ルールを作らなければならないのに...

高齢受験生 さん>
そうなんですか、高等学校卒業程度認定試験と変わったんですか。初めて知りました。ありがとうございます。
名前が変わって、中身は変わっていないのでしょうか...?!


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