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起業時点からビジョンっているのいらないの?

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ランチェスター戦略を教えられている先生にビジョンについてのお話を聞きました。

一般的にビジョンは大事だと世間ではいいます。

もちろんその方も、ビジョンは絶対に必要で、長く存続している会社ほど良いビジョンを持っていると。

ただ、ビジョンは最初から必要なのかというと別問題です。


例えば、ビジョンや経営理念という言葉を上げると、すぐに思い浮かぶのが松下幸之助さんではないでしょうか。

"私たちの使命は、生産・販売活動を通じて社会生活の改善と向上を図り、世界文化の進展に寄与すること"という有名な経営理念があります。

知らない人が多いのは、経営理念が定まったのは創業後10年たった頃だということです。

そう、かの松下幸之助さんですら、初期は経営理念を作ってはいなかったのです。

ベンチャー、中小企業において、人材が不足するなか、そういうものを作る時間がなかったのでしょう。

別の言い方をすれば、人数が多くなければ社長の行動、背中を見ていれば、会社の目指すべき道がみえるから必要なかったとも言えます。

ビジョンや経営理念を掲げたまま、誇りをかぶっているような会社に比べれば、ビジョンはないが、社長の姿そのものがビジョンという方がよっぽどいいのでしょう。

つまり、ビジョンは初めから作らないといけないものでもないということです。


でも、ここで多くの人が間違ってしまうのが、ビジョンを作成するのが目的になってしまうことです。

手段が目的になってしまいがちなのです。

そもそもなぜ、ビジョンを作る必要があるのか?を考えないといけません。


それは、会社の存在意義や方向性を定めて、組織としてまとまるためです。

では、会社として存在意義が特に必要となるときはいつなのか?それは会社が行き詰った時です。

規模が小さく順調に会社が成長している時は、ビジョンは特に必要としないのです。

ただ、順調でなくなった時に必要と言えるわけです。何のために会社は存在しているのか・・・と。

それでは、順調でなくなる時はいつが多いかというと、経済が不況や不安定な時に起こりがちです。

つまり、今の日本経済のように成長期ではなく不安定な時期の場合です。

いつ何時、会社が行き詰るか分からない時代なのです。こういう時代には求められることが多いのです。

だからこそ存続する可能性を高めるにはビジョンや経営理念が必要なのです。


まとめると、経済が不安定な時期において、会社の将来が分からない時代においては、当初からビジョンや経営理念は持っておくことが最善だと言えます。

そういう考え方も一つだなぁとその方とそんな話をさせて頂きました。

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