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電子書籍も書籍も同じ1500円だったら、多くの人はなぜ「ぼったくり」と思うのか?

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今日も「なんで僕たちの給料は上がらないのか?どう上げるのか」の続きです。

で昨日の話は、その理由を説明するためにまず
商品の値段の決まり方を説明しました。

昨日でてきた重要なキーワードに「価値」「使用価値」を説明しましたが
分かりづらいけど、大事なのでより具体例を上げて説明したいと思います。

昨日も書いた内容をざっくり書くと

この「価値」と「使用価値」とは一般的に使われているものではなく、
マルクスのおじちゃんが書いた【資本論】の中で使われている言葉になります。

「価値」というのは【それを作るのに、どれくれい手間が掛かったか】

「使用価値」というのは有益生やメリット。どれだけ役にたつか。
つまり人が商品を買う理由になります。

そして商品の値段はほぼ価値で決まるということ。

例えば、
ある書籍1500円が、同じ内容で電子書籍で1500円で売られているとしたら

あなたはどう思いますか?

書籍を買う目的は、新しい知識や情報を得るためだから、
「使用価値」である有益生とメリットは同じなので、同じ値段でもOK。

って思う人よりも、

なんで書籍と同じ値段やねん!!ぼったくりか!

って思う人の方が多いはず。

なぜこう思うのか?

これは結局の所、

【人はモノの値段を「価値」で判断している】

ということ。

だって、電子書籍は紙代はタダだし、売る人の手間もないし、安くて当然。

だと思っているから。

だから、多く電子書籍は書籍よりも安い値段で売られている。

人は「使用価値」が高くても「価値」が低い物についてはぼったくりと感じる。

観光名所のお土産とか、飲み物とかも同じ。

値段が「需要と供給の関係」で決まるとか、「使用価値」で決まるというのは
あくまで元の値段から増減するだけ。

これは「労働力という商品」についても同じ。

明日はこれらを踏まえて「あなたの労働力を高く売る方法について」です。

ちなみにこの内容は自分のFPの知識と、勉強会で学んだことと、
下記の本の内容からです。(詳しく載っています。)

Comment(10)

コメント

わんたん

紙の本に比べて、電子書籍はあくまでも特定のアプリ等で読むための「権利」が手に入るだけだから、同じ金額では高いと感じるのではないでしょうか?
もしファイル実体などが手に入るのなら、高いの感じる人は減りそうな気がします。

空野正輝

わんたんさん

コメントありがとうございます!わんたんさんのいうとおり、実物が入らなく、「権利」しか入らないから高いと感じることもあるかと思います。
実物の書籍との価値をどう埋め合わせるかが大事なのかと思います。それが実物のファイルだったり、もっとメリットを出したりでしょうか。

TETSU

>人は「使用価値」が高くても「価値」が低い物についてはぼったくりと感じる。
確かに
あと「相対価値」という考え方もありますね。
そのものの価値よりも、同等なものの値段に影響されるという考え方ですね。
以前に安い値段で電子書籍を購入した経験がある人は、書籍と同等な値段だと相対的に高く感じると

スマホアプリの値段が安いのも、他のアプリが安いから普通の値段だと高く感じる。
今まで店頭でパッケージを購入してた時は、数千円でも高いと感じなかったのに、アプリだと高く感じますからね。

なが

元々出版業界自身が、まずハードカバーで出版した後に、時を経てから文庫版として内容は変わらずメディア違いの廉価版を出すというメディア形態依存の商売をしてきたわけですから、ここにきて「使用価値」を持ち出してきても同意を得られないのだと思います。
読書家なら書店店頭でハードカバーを眺めながら文庫が出てから買おう、と思った事がある人は多いはず。

また、現状の電子書籍は底本の値段を元に価格が決められているようですが、電子書籍からはその底本がハードカバーなのか新書なのか、それとも文庫なのかが分からないので、ハードカバーを元にしたコンテンツが殊更高く感じる、ということもありますね。

本の虫

少なくとも日本で売られている電子書籍は使用価値が紙書籍より低いでしょう。
電子書店ごとに指定されたアプリ、端末でしか読めず管理・閲覧が煩雑な上に、いつサービスが停止されて読めなくなるとも限りません。
電子書籍に興味がある人は、ΣブックやLIBRIEのことを忘れてないでしょう。最近も楽天のRabooがサービス停止していますね。
紙の書籍は不注意で汚損しない限りいつまでも、いつでも読めます。

同じ使用価値が認められるわけがありません。

トロ

電子書籍は貸し借りできないし、使用価値は低いと思います。
また値段については紙の書籍の制作をやめない限り、そのコストを電子書籍で回収する目論見がある以上、安くはできないでしょうし。
紙の値段はコストであって、ものの「価値」はまた別の話でしょう。

空野正輝

TETSUさん

コメントありがとうございます。
>今まで店頭でパッケージを購入してた時は、数千円でも高いと感じなかったのに、アプリだと高く感じますからね
そうですね。一度値段が安い物が出てしまうと、その値段で売れるものだっと認識
してしまい、相対的に比較を行って高い安いを判断してしまいますね。100円以下でアプリが買えるとか昔から考えると信じられないですもん。


ながさん
コメントありがとうございます。
仰る通りハードカバーでもないのにハードカバーを元にしたコンテンツだからさらに高く感じるんですね。文庫本も安く販売しているのだから、電子書籍は安く販売するのが当然とぼくは思っちゃいますね。


本の虫さん
コメントありがとうございます。
サービスが停止する、読めなくなるというのは考えていませんでした。ありがとうございます。確かに上記だとかなり使用価値が低いかもしれません。そうだと電子書籍買うのは気が引けてしまいますね。


トロさん
コメントありがとうございます。
確かに貸し借りという観点でみれば、使用価値は低いと思います。
それぞれに軽い、複数モテるという電子書籍の使用価値もありますし、
貸し借りやいつまでも読めるという書籍の使用価値もあります。
ただそう比べると個人によってしまうので、本の本質的には「情報を得る」という
使用価値で考えた場合になります。
紙の書籍の製作の回収のためなんですか?!知りませんでした。全然買う側のことを考えていないんですね><

Mtaka

DRMかかって(あり|ない)本を定価でかってますが、DRMがない場合は紙と同程度の安心があるので、適正価格と感じますね。DRMありはもろもろあるのですが、やっぱちょっと高いかな。

空野正輝

Mtakaさん

コメントありがとうございます。やはり人によって適正価格と感じる少しづつ基準が違うんですね。僕の場合はDRMがあったとしても感覚的にはあまり変わらないですね。使用価値で重きをおいているポイントが違うからだと思います。

当たり前だよ

サービス終了のリスク
人件費
印刷代
郵送代
↑最低これだけの分は安くしてくれないとぼったくりだよ

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