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被災地復興支援における他所者拒絶反応とその解決策について考えてみたことメモ

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先日参加した震災被災地の復興支援のについてのアクセンチュアOBを中心に集まったミーティングで、現地では「東京などから他所者が来て余計なことしてくれるな」的な反応も少なくない、という話があった。
これを閉鎖性とか身勝手と定義するのはカンタンだけど、例えば風邪で寝込んでいるときに知らない人たちが家に上がり込んできて台所で食事作ってやるって言っても、いいですから出てって下さい、って言うだろう。

ある程度すんなり受け入れる条件としては、
1.友達や家族といった既に一定の信頼関係がある
2.誰かしらが派遣されて手助けをする制度があるとかコンセンサスになっている
というくらいだろうか。

実際の被災地支援に取り組んでいるNGO/NPOなどでは、特定の地域にフォーカスして相互理解を深め、被災地の人たちの友人になるという1のためのステップを踏んでいることが多いそうだ。
ただこの方法だと、それぞれのエリアでの、団体の、プロジェクトの取り組みがどうしても個別化してしまっているという。

復興支援に取り組もうとする、被災地、支援したい団体や個人、そして企業、さらには行政なども含めて情報を共有し、必要なところに必要なリソースが配置でき、かつ受け入れられるための、制度に近いシステム、その共通理解(コンセンサス)の形成という2のアプローチも必要なのだろう。

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