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クラウド戦役をZガンダム視点でわかりやすく解説するブログ+時々書評。

完売御礼のde:codeに砂金登壇決定。シーマ様のモビルスーツをっ!

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「あれくらい突破できないのかい。歯がゆいねぇ...」とシーマ様ばりに扇子をパチパチしながら状況を伺っていたわけではないのだが、いくつかの施策を陰ながら支援してた de:code 戦域に、私も急遽出撃することになったのでここにお知らせさせていただきたい。先日投稿させていただいたブログの通り、ゲルググを主軸とするキマイラ隊に立ち位置が変わったこともあり、今回はゲルググ・マリーネ指揮官機で出撃する。

DBI-004 実践 Azure Machine Learning

Day2の14:35-15:35@RoomA、ジニアス平井のIoTデータ分析セッションの後の枠で、HTML側は現時点マイニングブラウニー得上氏の単独セッションとなっているが、PDFで公開されたセッションタイムテーブルをご覧いただくと、こちらに私の名前も記載されている。

dbi004.png

こちらのセッションでは、昨今矢継ぎ早にリリースされるAzure新機能の中でも抜群に評判&評価の高い Azure Machine Learning Studio の実践的な使い方を、機械学習領域で初期からご一緒させていただく機会の多かったマイニングブラウニー得上氏(JAWS-UG元代表)と私の二人でわかりやすくお届けする予定である。

機械学習の話は前提知識がバラバラで困ることも多いのだが「何となく話題なので今のうちに技術を身につけておきたい」という方々を
1. BigData的な理解はあるが、機械学習でデータを活用したいDBやインフラ技術担当
2. バックエンドでレコメンデーションや画像認識エンジンを使いたいWeb・スマホ開発者
3. 故障予知や需要予測などでビジネスアプリケーションを高度化したい業務アプリ開発者
4. ピボットテーブルやマクロからもう一歩踏み出して高度な分析をしてみたいExcel使い
5. すでにSAS/SPSSなどのツールやR/Python言語、scikit-learnなどのライブラリを利用して機械学習をすでに活用しているデータサイエンティスト
と想定し、それぞれの立場でインサイトをお持ち帰りいただけるよう、効率的にポイントをまとめた濃ゆい内容を準備中である。

セッションの進め方としては、得上氏と私の軽快な(漫談)トークとなる予定で、小難しい数学的な統計解析的な話や、見ればわかる程度のデモに終始しないように工夫する。デモで実機操作しながら気の利いたことをしゃべるのは、話慣れたエバンジェリストでもなかなか難しい作業ではあるのだが、ダブル登壇とすることで操作とトークを適度に分業し、参加していただくみなさんの時間を有効に使えるよう配慮している。

慣れてくると使い勝手のよい Azure Machine Learning Studio ではあるのだが、独特の概念や専門用語でとっつきにくい一面も持ち合わせている。実際にブラウザでモデルを作成する過程を通じて、つまずきやすいポイントを時間の許す限り網羅的に解説する。

ml_studio.png

※上図はモビルスーツの型番あるいは機体名から所属陣営を連邦系かジオン系に二項分類するモデル(当日のデモでは使わない)

//build/での発表からネットで大きく話題となった年齢推定API HOW-OLD.net の裏側を支える深層学習にもとづくAPIセットである Project OXFORD についても、アクセスコードが現時点でなかなか得にくいLUIS(自然言語応答インタフェース)を含め、ご紹介させていただく予定である。

oxford.png

当日de:codeにご来場予定のみなさまには、是非お立ち寄りいただきたい。

なお、同じ時間帯では、戸倉彩のVisual Studio Codeデモ祭り、渡辺弘之のC# 6.0&VB14新機能、大田昌幸のOffice365 API開発セッションと、キマイラ隊メンバーのセッションが偶然にも並んでいる。小隊長として各員の奮闘に期待する。ちなみに、さとうなおきのAzure App Servicesと勇氏のクラウドデザインパターンCalkTalkも同じ時間帯である。

みなさまのおかげで、5月26日、27日両日開催のde:codeは、そう安くもない参加費にもかかわらず、本日お昼過ぎに完売御礼となっている。会場キャパ的にこれ以上入れないという物理制約であり、「行きたかったのにっ!出遅れた!」という方々は、当日参加された方々からの情報伝達機会を勉強会開催などの形で依頼しておくのがよいだろう。

de:code開催まで2週間を切ったマイクロソフト社内では、資料作成やデモのブラッシュアップに勤しむエバンジェリストで溢れており、普段より緊迫感のある状況だ。早めのお申し込みをいただいた皆様のご来場を、関係者一同、心よりお待ちしている。

セッション聞きに来てくれなかったら...「ぶつよっ」 (シーマ様風)

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