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[#BigData #ビッグデータ ] ビッグデータに関する市場統計情報: クラウドと切っても切れない状況

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ビッグデータに関する市場統計情報

記事=www.cloudtweaks.com
投稿者=Cloudtweaks
投稿日=1/2/2013

宇宙的なデジタル情報の広がり

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デジタルユニバース、とはグローバルで人間はどれだけデータを今日まで蓄積しているのか、という統計。2005年にはわずか130エクサバイト(ギガバイトの10億倍)だったデータは、どんどん蓄積され、2012年には2,837エクサバイト、2015年には8,591エクサバイト、2020年には40,026エクサバイトになる見込み。

各年ごとのデータ量増加率は;

2005 è 2010 = 9.44倍(年率=1.57倍)
2010 è 2012 = 2.31倍(年率=1.52倍)
2012 è 2015 = 3.02倍(年率=1.45倍)
2015 è 2020 = 4.65倍(年率=1.36倍)

特に経済成長国での増加が顕著

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2020年までには、すべてのデジタル情報の29%が中国とインドで占められる、という予測。これは昨年の10%から比較すると大きな成長であり、年成長率、1.522倍に相当する。国レベルでデジタル化が進むと、人口が多いため、絶対量が急激に成長する、という現れである、と言える。

2012年のデジタル宇宙の暗黒領域

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この図は、2012年に存在する2837エクサバイトのデータの内、実際に役に立つべく分析が行われているのは1%にも満たない、という事を示している。

分析する事によって価値が出てくる様々なデータの種類を分類すると、

監視カメラや監視装置、等の記録情報:44%
医療機器や内蔵機器等の情報:20%
データ処理機器からのデータ(ログ等):25%
娯楽関係やソーシャルメィア:10%

M2Mの領域に属するデータの量が非常に多く、分析もされず大量のデータが捨てられている、という状況が見える。

ビッグデータ技術に取っては、その機能を多いに発揮出来る分野である。

 

デジタル宇宙の情報は殆ど守られていない

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2012年のデジタル情報は、その多くが守られておらず、悪用される危険性をはらんでいる。特に経済発展国でのデータが守られていないケースが多く、情報セキュリティの徹底が必要となっている。

 

2020年に於ける、カテゴリー別、情報セキュリティDigitalの分類

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情報セキュリティ、といっても、保護をするべきレベルがいくつかあり、その情報の性格によって保護する手法を決める必要がある。全体の約半分がセキュリティを必要としている情報であり、その内訳は下記の通り:

プライバシーの保護を行う程度で十分な情報(YouTubeでのeメールアドレス等)=15%
コンプライアンス上、保護する事が法的に要求される情報(企業内のeメール等)=5%
ID
情報等、成り済まし犯罪に利用される可能性のある情報=12%
機密情報、顧客リスト、等、持ち主等が機密情報として守りたい情報=6%
金融情報、需要な個人情報、医療情報、等非常に気密性の高い情報=6%

 

クラウドで管理されるデジタル宇宙

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こういった大量のデータに対して、クラウドコンピューティングは非常に経済的に、かつ有効なストレージソリューションを提供する、という事がデジタル宇宙のデータの補完先の推移を見てわかる。2020年までにはかなりの量のデジタル情報がクラウド上で管理される事になる、という予測である。

逆に、クラウドコンピューティングが無いと、こういった大量のデータの管理が事実上不可能になる、という事も言える。

 

クラウド上で管理されるデジタル情報の種類(2020年)

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クラウド上で管理される情報の種類は、大量に保管出来る事だけではなく、多くは色んなデバイスからアクセス出来る、という利点も会って利用されるケースが多い。特に、エンターテイメント関連のデータ(映画、音楽、写真、等)は多くクラウド上で管理される事が今後多くなる事が予測されている。

また、地域別には、やはり総人口が絶対的に多い、中国、インド等での利用が非常に大きくなる事が予測されている。

 

これだけ、クラウド上での大規模データの管理/運用が多くなってくるとなると、それを管理/分析するデータベースエンジン、この場合はビッグデータ技術が中心になると考えられるが、さらにデータを利用するアプリケーションも、クラウド上で展開される方向になる事が多いに考えられる。これからのビッグデータのビジネスも、クラウド上で展開されるモデルが中心になる、という事が考えられるので、ビジネスもそのようなモデルで進める必要がある、と言える。

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