エクセレントカンパニーが取り入れているインプロのいろはについて分かりやすくお伝えします。

インプロセミナー(即興力前編)

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今週の月曜日に交流会と勉強会を開催しているとある会でインプロセミナーを開催させて頂きました。今回は一時間という持ち時間の中で、今なぜインプロ(即興演劇)の技術や精神が研修に用いられ、色々な分野で応用されているのかまず講義させて頂きました。こちらのブログでそのセミナー内容をまとめてみようと思います。

『即興力とは』
インプロから学ぶことが出来る力を総合して即興力と定義しますと、その即興力のなかには色々な力が含まれています。台本もない、打ち合わせもしないので、一人一人が役者だけではなく作家、および演出家としての役割も担当しなければいけません、なので役者だけでなく作家、演出家の力も身に付きます。作家養成講座、演出家養成講座などと決定的に違うことは、即興的に物語を構築していく力、即興的に自己を演出していく力が身に付きます。

即興的に物語を構築していく力⇨即興的にプレゼンをする力、即興的にストーリーテリングで相手に伝える力
即興的に自己を演出する力⇨即興的に自分をブランディングする力

日常に落とすとその作家、演出家で培った力は上記の力に置き換えることができます。またインプロの場合はほとんどが一人でインプロをするのではなく共同してストーリーを紡ぎあげていきます。そのため、即興で共同して創造していく力、即興共創力が身に付きます。

即興共創力⇨お客様と一緒に一から話をしながらデザインを決めていく、何か新しいアイデアを話しながら考えるときに、、、

日常の仕事に置き換えると上記のようなケースで使えます。今回内装のお仕事されている方が参加されていまして、即興の共創力は、一からデザインをお客様と考えるときには非常に有用的だとおっしゃて頂きました。インプロの基本精神であるイエスアンド、相手のアイデアや意見を一度受け入れて、相手に自分のアイデアや意見を返す手法です。イエスorノーと言われたらイエスで返答するべきということではなく、一度必ず受け入れて共感したり承認した上で相手に自分の意見やアイデアを返す手法だと理解して頂ければと思います。このイエスアンドの精神がお客様を満足させながら、一からデザインを考える上では非常に有用的ということです。


お客様としては一度自分の意見を出来ないことかもしれないが受けれ入れてもらえ、共感してもらえることが嬉しいわけですね、また聞く側もその分野のお店について詳しいのはお客様な訳で、実際お客様の意見を聞いて受け入れてみて、そのアイデアはありかもしれないと思うことも多々あるそうです。前のブログでご紹介した『イエスアンド一流の経営者はなぜ即興コメディを学ぶのか?』でも書かれていますが、一度アイデアや意見を受けれいる側にもメリットがある訳です。ピクサー社がこのイエスアンドをプラッシングと言い換え社則にしていますが、自分の経験や前例からはうまくいかないだろうと思ったアイデアでも一度真の意味で『イイネ!よく思いついたね』などと言いながら受け入れてみることで、もしかしたら今の時流にはあてはまるものもあるかもしれない訳です。


また少し話はずれますが、このイエスアンドで部下が持ってきたアイデアやお客様の意見を聞いているともう一つ良いことがあります。それは部下のモチベーションを維持することが出来、お客様はこの人になら他にも話したいと思ってもらえるのです。例えば、もしアイデアを上司のところに持っていったとしてもNO、『駄目だこりゃ』などと言われ、お叱りまでついてくる。そんなことがずっと続くとどうでしょうか?、何かあっても提案しようと思わなくなります。しかも大問題になるまで報告するのをやめて、自分で何とかしようと思ってしまったり、もうどうしようもないところになってようやく相談しにくるという悪循環が生まれてしまいます。


話は戻りますが、その内装のお仕事されている方いわく、大手にはこのイエスアンドでお客様と一からデザインを作り上げていくことがなかなか出来ないのだそうです。大手はほとんどが何か出来ないことがある場合は、イエスバット法、もしくはノーですぐ返答されることが多いそうです。イエスバット法は断ることが前提での考えなのでイエスで受け入れて共感しているようで実は真の意味では受けれいていない訳です。私自身はまずイエスアンドを基本の精神にしておいてイエスバットはイエスアンドに含まれる一部の技術として使う方が有用的であるとお伝えしました。


次回は即興力後編です。何か思いもよらないことが起こった場合に咄嗟に機転をきかせ対応できるアドリブ力と、台本やマニュアルがある状態で即興的に自分を変化対応させ相手に伝わる話し方が出来るようになる変化対応力や、マニュアルを即興的に相手に分かりやく言い換えることが出来る創造的思考法について書いていきたいです。


それでは皆様、最後になりましたが、おはようございます(^^)。今日も実りある一日を。

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