このブログでは音楽・デザイン・システム・アプリと、ジャンル問わず好き勝手にモノ作りをやって来た独立系「歌うデザイナー」の視点から、身近なITや突っ込んだITの魅力や生活の中での捉え方、モノ作りを通じて感じる事、気に入った道具などを中心に書いていこうと思います。

Crocsってお洒落ブランドだったっけ?(3)突然様子がおかしくな変わったブランド戦略?

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★バリエーション展開のフェーズに入ったようだ。

そしてバッタもん類似品同士がシェアを奪い合い、今や「ケイマン型」はサンダルの代名詞になりつつある状態だ。 本家本物のケイマンもさすがに「定番」から「一昔前のデザイン」という評価に移行しつつあるが、やっぱりサンダルとしては抜群のはき心地を誇るトップブランドであり、未だに類似品の追随を許さない。

とはいえ類似品に食い荒らされた市場だけでいつまでも極小ラインナップで突き通すのも限界と感じたのか、3〜4年前くらいからクロスライト素材ををベースとした バリエーション展開を行っている。

最初の主要なバリエーション展開は、ケイマンベースで冬用のファーをつけた「マンモス」。

crocs-mammoth.jpg

その他、ケイマンの上部にちょっと足して無理矢理スニーカーにしてみました!的なちょっと笑っちゃうような形状の製品もあった。

そうやって、バリエーション展開開始後の最初の1〜2年はは「クロックスらしいおしゃれ」を狙って製品をリリースしていたように思うのだが、ここ最近そういった殻を蹴破って「ファッションシューズブランド」へ躍り出ようとしている様に見える。
それまでのクロックスでのオシャレと言えば「ジビッツ」と呼ばれるこれまた硬めの樹脂で出来たケイマンなんかの穴に差し込んで使うワンポイントデコレーショングッズや「ケイマンそのものをペイントしようぜ!」というコンセプトなのか、ペイントセットを公式に販売していた時期もあったが、あくまで100%樹脂素材の製品ラインナップから抜け出ようという動きは全くなかった。

その新しい動きは女性のパンプスをクロスライトで模した「Prima」という商品から始まっていたように思う。

crocs prima black.jpg

ケイマンの基本形を捨て、まずはベースのクロスライトの形バリエーションを揃えていった。
その後出した、クロスライトの底にヘンプをあしらったSanta crusや、同じ底をスニーカーっぽく整形し、キャンパス地を貼ってデッキシューズ風に仕上げたhover slip onは私のお気に入りでもある。

hover.jpg

その雰囲気の明るさはやはり他の固着ブランドとは一戦を画していた。素材が変わっても、他の老舗スニーカーブランドのような行き場を失った色と違い、クロックス特有のひねくれてないカラーバリエーションは健在で、どの製品も発色がとても良かったのだ。

また、軽さには相変わらずのこだわりがあるようで、どのモデルも類似製品と比べて明らかに軽い。
クロックスらしさをふんだんに表に出しながらある種「クロスライトを生かすというこだわりの中で、どこまで出来るかチャレンジしている」様にも見えた初めの頃の商品展開は、当たり外れが極端だったが、アタリの商品にはクロックスファンが買わずにはいられない一貫した魅力があったのだ。

そして昨年・一昨年シーズンからは、「クロスライトを生かす」というコンセプトから脱却しようと言う思惑が見え隠れし始めている。

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