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商社マンの営業として33年間(うち海外生活21年間)、国内外で様々な体験をした。更に、アイデアマラソンのノートには、思いつきを書き続けて27年間、読者の参考になるエピソードや体験がたくさんある。今まで3年半、ITmediaのビジネスコラム「樋口健夫の笑うアイデア動かす発想」で毎週コラムを書き続けてきたが、私の体験や発想をさらに広く提供することが読者の参考になるはずと思い、ブログを開設することにした。一読されれば「読むワクチン」として、効果があるだろう。

夢シリーズ 韓国からの電力支援をお願いしよう

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夢シリーズ 韓国からの電力支援をお願いしよう
 今年は熱い夏になりそうだ。

 ようやく福島第一で、循環注水冷却が始まった。後はこの夏の電力ピークをいかに乗り越えるかである。私達が節電しても限度がある。
 今考えるべきは、来年、再来年のことだ。すでに、以前に提案している日韓電力連係を実現する時がきた。大至急、韓国政府と韓国電力公社(Kepco)と交渉を開始し、釜山から対馬までの海底ケーブル送電線を作り、対馬に変電所をつくり、対馬から壱岐を通じて、北九州に結び、九州電力の送電網に接続する。すでに下記の4月11日のコラムで提案している。見て欲しい。

大震災復興のために 日韓電力連係-日韓送電リンクの提案

 韓国だって、そんなに余剰電力があるはずもないだろうが、余っている分だけでも、100万キロワットでも、200万キロワットでも、今回は助けていただいて、その分を九州電力は東に送電することができる。電力を輸入しよう。

 中部電力と東電の間の周波数変換所を通じて、最大限、給電を受けることで、私たちは助かる。日本全国が助かるのだ。

 そして、私たちは韓国の支援を忘れない。こうして、両国はもっと仲良くなれる。その日韓送電リンクがあれば、何か万が一のことがお互いに将来あっても、バックアップの態勢が取れることになる。歴史的な連係プロジェクトである。韓国の周波数が西日本と同じであることも幸いしている。韓国は、日本が頼めば必ず助けてくれる。

  もちろんしかるべき電力料金を支払うのだ。これは当たり前のことだ。将来に韓国のピークに日本から電力を供給することもあるかもしれない。長い目で見れば、日韓両国の電力供給は安定化する。ヨーロッパでは普通のことだ。

 更に、私達両国が、もっと仲良くなれば、北九州から壱岐、壱岐から対馬、対馬から釜山までのそれぞれの海底トンネルでつなぐこともできる。

 これらの島々の間に、海流発電のための巨大なメガフロート群を建設して、日本海流発電群を建設していこう。世界にない巨大自然エネルギーの利用を日韓で成し遂げてはどうだろうか。

 とにかく、今、韓国の支援をお願いしよう。韓国の送電の最高電圧は知らないが、対馬に変電所が必要となる。いそげ!もっと仲良くなれるチャンスでもある。海底電力ケーブルを設計しよう。

 国が政争で忙しければ、私が交渉に行ってもよい。来年の暑い夏を、乗り越えなければならないし、産業を守る必要があるからだ。



 

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