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外資系マーケ担当としてのクロスカルチャーな仕事と日常

シンドラーエレベーターの不具合発生率比較

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痛ましい死亡事故により、一躍有名になってしまったシンドラー社。
事故直後の対応の不味さがメディアと世論の集中砲火を引き起こしたのは、周知のとおりです。

事故原因の究明が待たれていますが、私がもっとも気になったのは
「他社はどうなの?」と言う事。
ネットで調べても不具合率を比較した数値が出てこないので、エレベーターに乗る際にメーカーをチェックして、聞きなれた日本製であることを確認しても、このすっきりしない疑問が常にありました。

中々具体的な数値が出てこないのは何故?と思っていましたが、事故から1ヶ月過ぎてやっと明らかになってきました。

以下7月6日、yahoo!社会ニュースより抜粋
国の機関に設置されているシンドラー製エレベーター185基中、2005年4月以降、74件の不具合が発生。設置台数に対する不具合発生率は40%で全体平均15%の2.7倍。
最大手の三菱電機の不具合発生率は8%、日立製作所は10%。

以下7月4日gooニュースより抜粋
シンドラーエは7月4日、同社製エレベーターで320件の閉じ込めが起きていたことを明らかにした。日本エレベータ協会によると、発生頻度は、大手5社製の平均0.15%と比べて約3倍という。
*320件は、同社が保守も担当している6,121基で2004年1-12月に利用者が閉じ込められた件数。
エレベーター製造各社は、大手5社も含めて、これまで閉じ込めの発生件数を公表しておらず、エレベータ協会がまとめた数字も、今回の事故を受けて初めて明らかになった。

この二つの記事を見ると、シンドラー社のエレベータは不具合が多い事が数値的に実証されています。同社が6月6日のリリースで出した「(死亡事故の起こったエレベーターは)他社が保守をしていた」、「事故がエレベーターの設計や設備によるものではない事を確信している」という主張の説得力が全くありません。

人命に関るエレベータの選定には、価格ではなく安全性が最重要視されるべきであり、エレベーター製造会社、日本エレベーター協会には不具合発生率や重大な事故に関しての情報公開を徹底して頂きたいと思うのです。

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