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アニメ「TIGER & BUNNY」とゲップが出そうな未来予想図

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オトコノコなら誰もがヒーローに憧れた時期があったはず、と僕は想像するわけであって例えば、仮面ライダーとかウルトラマン、ガンダムやら、何か自分のヒーローが居たのではないか。

で、ちょっとマニアックかもしれない、「TIGER & BUNNY」もヒーローが活躍するアニメである。

>>「TIGER & BUNNY」についてはこちら

どんな内容かというと主人公たる「TIGER」こと鏑木・T・虎徹と、その相棒たる「BUNNY」バーナビー・ブルックス・Jrを中心に、その仲間たちの友情、葛藤、衝突、和解、などを経て、犯罪者を取り締まるヒーロー達の物語だ。

このアニメの特徴的なところは「ヒーロー」はスポンサーによって支えられた職業として、犯罪者たる悪者を確保していくのである。すなわち、仮面ライダーやらスパイダーマンやらヒーローにはその姿をヒーロー的着衣を身に着けているものだがこれに、スポンサー企業のロゴやらを背負って戦うのだ。

面白いのは、現在にあるリアルな企業がそこには記されている点だ。

SOFTBANK、DMM、牛角、ローソン、BANDAI、USTREAM、calbee、pepsi-NEX、などなどなど。

エンターテイメントとしても勿論面白いのだけれど、このスポンサードされたヒーローという設定に、このアニメーションを離れてゲップが出そうな未来を想像してしまった。

すなわち「ADワールド」の到来である。※ここからは「TIGER & BUNNY」とは関係のない話になります。

ADワールドで、僕は朝目を覚ます。目覚ましが「朝のコーヒーは○○。今日のスタートは○○コーヒーから!」とか鳴っているのである。ICカードをかざして決済すれば普通のアラーム音になるが、広告を聞くことと引き換えに無料で時計を使える。

洗面台に向かうと鏡面にFLASH画像で「シェービングは○○、スタイリッシュなビジネスシーンをあなたへ」って映し出されて消えるのをまって身支度する。トイレに行くとトイレットペーパーには、ビッグデータで解析された僕の年齢性別趣味嗜好にあった広告が印刷されたトイレットペーパーをつかう。これも金を払えばなくなるが、シリを拭くのに金はかけねーって無料。

身支度をして出かける際にはウェアラブル端末の装着である。コンタクトレンズのように目にいれるだけである。瞬きをすると今日の天気やらニュースが観れる。もちろん情報を取得するには一緒に広告を観る。

電車も当然無料である。なぜなら電車に乗れば、ウェアラブル・コンタクトレンズを通じて中吊り広告が、僕用に最適にリファレンスされたものを見ることになるからだ。

あぱぱぱぱ。もうオフィスに着く頃にはゲンナリするほど広告ばかり見せられてげんなりするのである。

小説でも書いたろかしらん。反ADワールドレジスタンスがこの広告に溢れた世界を変えようとして、戦うのである。けれど、その手法をビッグデータ・インテリジェンスに頼らなくてはなないという矛盾を抱えている、なんてオチにして。

閑話休題。

「TIGER & BUNNY」自体はエンターテイメントとしても面白いし映画もやるみたいですよ。ご興味ある方はHPなど観てください。もちろん、これステマではありません。

<了>

正林俊介

 

Comment(2)

コメント

武田聖宣

「小説でも書いたろかしらん。」ちなみに、SF作家の星新一さんが40年前にショートショートで同様の作品を発表してます。日本SF界の巨匠の慧眼はおそろしい。。。
また、次の様な記事もありました。
「くしゃみも握手も広告枠!?~星新一の描く『宣伝の時代』は現実化したか 須田 伸」http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20080425/154300/?rt=nocnt

武田さん、いつもコメントありがとうござます。調べてみたら椎名誠さんも「アド・バード」という作品で、1990年に第11回日本SF大賞を受賞しているようです。小説家への道は難しそうですねw

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