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仕事中はスマホのGPS機能はオフにした方が良い?

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今やSNSに限らず、WEBの利用、買い物、公共交通機関の利用、夜の飲食、、、もう自分の行動は全ては様々な電子端末を通じて0と1のデータとなって蓄積されているからして、どこの誰ぞに筒抜けであって、裸で街歩いているも等しいと僕なんかは考えている。

で、そんな世の中だからして、当然ながらプライベートのみならず仕事にSNSを使うこともままあるだろうし、例えば出張したりなんかして「なんかイーじゃん」って昼めしに出会えれば「ナイスな昼めしなぅ」なんてパチリと写真を撮るとともに呟いちゃう、ツィートしちゃう、シェアしちゃう、なんてことは、今すでに日常の一コマみたいになっている。

でもこれ当たり前のことだけれど、仕事をしてれば急ぎの用件もあるし、トラブルだって起きるし、顧客には出来れば気持ちよくサービスを利用してもらいたいものだ。当たり前のことだと繰り返すけれど。
顧客にしてみれば、僕の仕事の回答待ちで顧客の社内手続きが遅延しかねないことあるだろう。そんな速やかなオペレーションが求められていた時に

「ナイスな昼めしなぅ」

なんて所を01電子的ツィートを顧客に見られていたりしたら如何なものだろう・・・

「こっちはさぁ、昨日から待ってるんだからさぁ、そりゃ今日の夕方納期の資料だから問題はないけどさぁ、僕だって貰えるものなら早く資料貰って仕事片づけたいんだよなぁ、っていうか出張してて大丈夫なの?」

なんて思われたりしちゃうかもしれない。
また、これが直接自分とと関係のないことであっても、例えば隣のプロジェクトがトラブルって時だとしても

「こっちはさぁ、本当に困ってるんだから組織のリソースはフル活用してトラブルシューティングしてください、お願いしますから。どこですかそこは?」

なんて思うかもしれないから。これは感情的なことだけでなく、位置情報がわかると、自分の仕事上でどこの企業に行っているとか想像できちゃったりするわけで、それが例えば内々の調整のためだったりすれば、当然ながらあまり望ましいことではない。

実際はそこまでナーバスになる必要はないと思うけれど、少なからず気遣いは必要だと思う。

・・・まぁ僕自信が、その手のことにイチイチ頓着しない質ではあるけれど。

だってこの手の話題というのは携帯電話が世間に登場したときに「路上で一人会話しているのは滑稽だし危険である!」とか、最近で言えば「スマホ見ながら歩いていると危険極まりない!阿呆のように見えるよ」なんてのと同じような気がするから。そしてこの手の問題提起というか違和感というのは、時代とともに使い方、マナーは洗練されていくだろうと思うから。

けれど今回、僕自信ははちょっと違う理由からGPSはオフにしとこうかなぁと、思っている。すぐに撤回、忘却するかもと思うけれど。

なぜかと云えば自分は何事もアウトローに憧れるからであって「ビッグデータ時代だけど、少なくとも自分からはオレの位置情報は教えないぜっ!」ってクールな反逆者を気取ったら、ちょっとモテたりしちゃうんじゃない?これ。なあんて期待しているから。


<了>
正林俊介
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