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【謙虚さを忘れた年長者はイケてない】食傷気味なので最後のテーマトーク

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皆様こんにちわ。鈴与シンワート株式会社の正林です。

もう「おじさん」の話も食傷気味ですので最後の「おじさん」テーマを少し。
私自身は仕事も含めてすっかりアラフィフ世代の方とビジネスをはじめとしてお話しすることがほとんどです。

色々な方がいらっしゃいますが「素敵だな」と私が思う方に共通するのが

● 自分のような若輩者と相対しても謙虚である
● ビジネスの内容にしても、世間のニュースに関する評にしても否定的な発言だけをせず、必ず前向きな意見や角度での見解を述べる

という点でしょうか。

どれだけフランクに、ビジネスライクに接していても、年長者の発言に反駁するなり、反対意見を言うことは「それ相応に気を遣う」ものです。率直に意見や会話が出来ていると思っていたとしても、若い方は「絶対にその発言に遠慮や気遣いがある」ということ、話をしても納得いただけなかった場合、程度にもよりますが「若い者が折れる」というマインドであります。

※そうじゃない自分などは、生意気で図々しく見られてしまうのです

50代前後ともなれば、苦言をいただく、叱責されるなどの機会は若い者に比べれば圧倒的に少なくなるのは間違いないでしょう。
すなわち、自身の発言に対して反駁されることがなくなるということを「自分は正しい」「若い者がついてきている」と思い込みやすい状況をつくりがちになります。言い換えれば自分以外の考えや経験していないことに対して感覚的にネガティブな発言を「しやすい」ということにも通じると感じるのです。

-実るのほど頭を垂れる稲穂かな-

統制、制御されなくなった時、

「その現実にどこまで真摯に向き合えるか」
「自分の興味外の事象や意に反するクリティカルで無い事象に対して前向きに捉えられるか」

という点に大人の技量を試されると考えています。

これは、自分にも当然言えること。
「実る」という状態にまで到達しているとは決して思いませんが、常に色々な意見に耳を傾ける、自分のコミュニティだけで仲間意識を持ちすぎて近づき難い雰囲気を出さないようにする、ビジネスでも雑談でも前向きな角度での見方をしてみる、という謙虚さを忘れないようにと思うのです。

<了>

-正林 俊介-



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