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【M&Aディール:GBR株式会社と資本提携します】-心血を賭けた仕事@でも未だ終わりでは無い-

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皆様こんにちわ。鈴与シンワート株式会社の正林です。

4月17日に当社プレスリリースにてGBR株式会社との資本提携に関する発表を行ないました。
100%株式取得を前提とした資本提携、いわゆる同社の子会社化、M&Aに関する発表になります。

当案件は、M&Aディーラーなどが仲介せず、私が担当責任者として取り組んできてきたものであり、半年以上をかけて実現したプロジェクトになります。今回こうした発表を迎えることが出来たことに、非常に感慨深い思いと安堵感でいっぱいです。
プロジェクトは私が責任者、窓口担当の実務者として、GBR社の社長をはじめとした役員皆さま、経理責任者の方と多くの時間を頂戴し、お話を詰めてきました。この仕事の中で、私はGBR社の拘わってきた皆さまに尊敬と愛情を深く覚えましたし、グループ会社のアドバイザー部門の責任者、私のボスそして当社社長や経理担当取締役員など周りの方に助けられながら進められたことに、深い感謝の念を覚えています。

以前、M&Aディールプロセスに関するBLOGにも書きましたが、「矜持を持って運営する会社をお金や安定と引き換えに買い取る」という人情という点で、このプロジェクトの期間、私は逡巡や苦悩を抱えながら、厳しい話をしたりと本当にタフでヘビィな日々でした。

● 膨大な資料の読み込み
● 膨大な資料の作成
● 関係者との調整
● 法定および社内手続き
● 何度も読み返した会社法、商法
● 先方の思いを背負う責任感
● 働く方々の気持ちに思いを馳せること
● 会社側の人間としての立場で振舞うこと

様々なファクターが自分にとってのプレッシャーであり苦しみであり苦労でありました。ただし、取り組む以上、必ず当社・GBRを問わずその思いに報いたいという情熱が錯綜する仕事でした。

そしてそれがM&A。企業買収です。

今回発表したのは基本合意書の締結についてまでです。まだ、ディールは終わったわけではありません。そしてディールが終わってからが本当のこの仕事の意義を問われることになります。
両社が協調することによる、シナジー、ケイパビリティを最大限に発揮するために何をするべきか、シミュレーションと現実とのFit&GAPをしながら試行錯誤の日々が続くのです。まだまだ、これからが本当に厳しい日々を過ごすことになります。絶対に。

けれど、リスペクトする会社や人に報いるために、成功のための努力は惜しまないし、楽しみでもあります。
本当に楽しみなのです。

参考 : GBR株式会社
      報道発表原文はこちら

<了>

-正林 俊介-



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