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IT時代の変化

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先月、NTT西日本とNTTスマートコネクトが販売開始したクラウド型グループウエア「Bizひかりクラウド ワークスタイル モバイルスマートウェア」の価格が1 IDあたり525円である。この価格でスケジュール管理、住所録、ドキュメント管理、ToDoリスト、日報などの機能がPC及びスマートフォンから使える。今まではこれらのソフトウエアを購入して、自社にサーバを設けていたことである。信頼性のためにサーバを二重化しなくても数台のサーバをインストール/セットアップする必要があった。またこれらのサーバを運用するために費用が掛かった。1 IDあたり525円とすると、従業員が100人の会社でも5万2千500円で済む。運用費を考えると、自社でサーバを入れるようりも安くなる。

http://www.ntt-west.co.jp/news/1110/111012b_1.html

しかし、実際にはこれでも高い。例えば、オープンソースLiferayのコミュニティ版をクラウドにセットアップしたらもっと安くできる。グループカレンダー、住所録、ドキュメント管理、ToDoリスト、Wiki、掲示板などは標準で含まれている。しかもコミュニティ版は無償で利用することができる。

最近ではクラウドサービスの進化したため、HA構成でLiferayをインストールする場合でも数分でできる。下のサイトはLiferayをjelasticにセットアップした例である。

http://liferay606.jelastic.servint.net/

これが実際の今のIT市場である。この価格と品質よりも安価にする技術力が求められる時代である。また、このサービス用に日本に設備を設けることも不要である。jelasticも海外のクラウドサービスであるが、日本でも充分に使える。

どの言語、どのフレームワークなどを使うのかが問題ではない。どのようにしたら、よいサービスを安価で提供できるのかが問題である。

@htshozawa

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