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記事『仮想通貨のカオスの中で、送金に革新を起こすリップル』への反応と追記

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リップル(Ripple)についての記事『仮想通貨のカオスの中で、送金に革新を起こすリップル』(Forbes JAPAN)を4月18日に公開し、たくさんの方に読んでいただいたが、記事への反応と書かなかったことの一部について簡単に記してみたい。

 

記事への反応

Twitter

対照的な二つのコメントを取り上げるが、捉え方としては象徴的なものでしょう。

「こういうニュースを読んでXRPを買って欲しいな!」

「革新的な送金システムを提供することは歓迎だし、当然やるべきことだが、それと仮想通貨を発行することは全く次元の異なる話で、仮想通貨の発行は詐欺でしかない。」

NewsPicks

目についた4つのコメントを以下に:

「XRP持ってるので上がって欲しい...」

「各国の銀行が採用し始めてますね。送金ではXRPが主流になるのはほぼ間違いないでしょう。」

「当面のビジネスモデルに入ってないXRPと、企業に売り込んでいるリップル社のプラットホームや技術との違いをもっと明確にするべき。勘違いしてXRPを買ってる初心者がそこそこいるように見えます。」

「送金時にリップルの買い需要が発生するけど、送金後に法定通貨に交換(リップル売り)されてしまうだろうから普及はすれども価格は上がらないんじゃない?って思って全て売ってしまいました。」

「仮想通貨なのか曖昧なラインを引いている」

一番目と二番目のコメントは、よくあるものですね。前のブログ記事に書いたように、XRPを用いた送金システムの導入はまだ少なく、主にXRPを用いないものを銀行は導入しています(日本もそうであり、日本からタイへの送金もXRPは未使用)。つまり二番目さんはカン違いしている。こうした点を、三番目のコメントは指摘しています。

また、送金ソリューション用のツールとしてとらえると、XRPは仮想通貨的な価格形成から外れると考えることもできると、四番目のコメントは示唆しています。五番目のコメントも、XRPの存在について、同様に疑問を呈しているのかもしれません。

当たり前のことですが、情報の受け手が努力や工夫をしないと、カン違いしたり、誤った行動に進んだりする危険性があります。特に投資をする場合は自己責任ゆえ、お気を付けを。いずれにせよ、新しいものであり、かつ変化が常態なので、しっかり調べることですね。

 

記事に書かなかったことの一部

リップルのビジョンとして、リップルCTOは次のように語っています。

「シスコシステムズのルーターがインターネットでのデータのやりとりに果たしたような役割を、ペイメントの分野でリップルが果たしたい。」

「イーサネットやWiFiなど様々な方式を一つのプロトコルが横断してインターネットを利用することができるように、各国の通貨など様々な形をつなぐインターオペラビリティを実現したい」

「投機熱はブロックチェーン分野に歪んだ見方をつくっている。だから我々はペイメント企業であり、ブロックチェーン企業ではないと伝えています。」

なかなか知的で格好いいコメントですね。

一方で、米国では、リップルがXRPでベンチャーファンドに投資した動きが報じられています。エンタープライズ向けペイメント・ソリューションにフォーカスしていると同時に、仮想通貨としてのXRPで儲けようとしているようで、どちらも現実なのでしょう。

それから、ファイヤーサイドチャットから刺激的な議論をいくつか紹介しようと思い、データ原稿は起こしたのですが、一般読者にはハードルが高すぎということでボツにしました。ご興味あれば、前のブログ記事に他の方によるレポートを紹介しています。(下の写真はファイヤーサイドチャットでのスライド:他の仮想通貨と比べXRPが送金に飛びぬけて適していることを示している)

IMG_6096A.JPG

ひどいペイメントの現状を劇的に変えるリップルには頑張って欲しいですし、仮想通貨やブロックチェーンという新たなフロンティアが健全に発展し、よりよい世界になって欲しいものです。

なお、ご興味あれば、前のブログ記事「リップルとXRPを理解するには? 偏った情報で見誤るな」もご覧ください。

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