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500ファミリーのHapyrusあらためFlyDataのプレス発表を応援してきた

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おととい1/9の、500ファミリーの一員 HapyrusあらためFlyDataのプレス発表に応援に行ってきた。早速、以下の記事が(TechWaveには小生の応援スピーチの話も):

The BRIDGE ビッグデータのHapyrusがFlyDataに社名を変更、500Startups等から160万ドルを調達し日本法人を設立

TechCrunch  日本のHapyrusがAmazon Redshiftへのデータロードを自動化するサービスFlyDataを立ち上げ

Gihyo  レポート:埋もれるデータをクラウドに飛ばせ!  HapyrusあらためFlyData Inc.が日本でも本格始動

IT Leaders  日本人が創業したクラウドデータ統合ベンダーの米Hapyrus、FlyDataに社名変更し日本進出

TechWave  米Hapyrusが「FlyData」に社名変更、日本に本格進出 【@maskin】

Publickey  オンプレミスからAmazon Redshiftへのデータ転送ツール「FlyData」、MySQL対応と日本法人設立を発表

ITmedia  日本発のシリコンバレー企業がAmazonのDWHサービスをもっと使いやすく - ITmedia エンタープライズ

インプレス クラウド Watch  「Amazon Redshift」へのデータ転送を支援する米FlyData、日本市場へ

ZDnet  クラウドDWH「Redshift」にRDBMSのデータを転送するサービス「FlyData Sync」

CNET  ハピルス、クラウド上にログファイルをバックアップする「FlyData」

これだけ記事化されたのは、発表のインパクトゆえだ。なお、ニュース記事として扱われているため、もっと面白い部分は割愛されている。それは、藤川社長が前職を辞めて、未踏スーパープログラマー・プロジェクトでのテーマの実現に向けて創業し、渡米、チームの崩壊などの辛酸をなめ、それを乗り越え、ピボットし、グロースhackし、毎月数十%の高成長モードに入るまでのワイルドなストーリーだ。またの機会に、このwar storyをシェアしてもらえれば幸いだ。日本のスタートアップ・コミュニティの目線が上がる一助になるかと。

藤川さんは、米国でスタートアップに取組んで正解だったし、500 Startup(小生はメンター&LP)のファミリーに入ってラッキーだった。この二つがなければ、いまはなかっただろう。ちなみに、昨年初に500ファミリーとAmazonの情報交換の機会に、藤川さんはアピールし、Amazon Redshiftのテスト・ユーザーとなり、2月のAmazon Redshiftのローンチ直後にベンチマークを発表して注目を集めた。ここから快進撃が始まったのである。

[参考]Slideshare  FlyData for Amazon Redshift (日本語)
Amazon Redshift is 10x faster and cheaper than Hadoop + Hive

インキュベーションの虚と実|ダイヤモンド・オンライン  世界から熱い視線を注がれる500 Startups 常識破りのグローバル戦略とは?【後編】

Dscn7333 藤川幸一CEO

Dscn7334 晴山敬カントリーマネジャー、藤川CEO、Daniel Saitoバイスプレジデント

かなりいいチームだ。予断は許さないが、期待したい。500 Startupsの百億円超のExit(企業売却)はいまのところ4社(Wild Fire, Makerbot, Viki, Behance)だが、FlyDataも仲間入りの可能性はありそうだ。

藤川さんの前職のPIMは小生も仲がよかったし、シリウスは顧問だった。不思議と縁があるのだ。エンタープライズは得意分野でもあり、これからも応援していきたい。

【追補】藤川さんの悪戦苦闘はこちら(英文)に紹介されてます
Tech in Asia  How a big data startup perseveres and succeeds after losing a founder

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