我が国は現在、閉塞感が漂っているとよく言われていますが、実は、よく観察すると、新しいビジネスチャンスがあふれかえっています。それを見つけて、成功させるコツとヒントをご紹介します。

Facebook広告を不正アクセスで出稿されて、すでにクレジット決済されてしまった代金をFacebookから返して貰った話

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私も例に漏れずFacebookを利用しているが、友人数が400人ちょっとにも関わらず、毎月のように友人のうちの誰かがアカウントを乗っ取られたという投稿を見る。そんな"仮の友人"から、高級なブランドサングラスを特別価格で販売する妙なイベントに招待されたり、そんなイベントの案内メッセージがやって来ることも少なくない。
いったいFacebookのセキュリティはどうなっているのかと思いたくもなるが、今回は私の知人が体験したFacebook広告にまつわる話を紹介しよう。
そう、読者のご想像通り、不正アクセスされてFacebook広告を掲載されて高額な請求が舞い込んだのだ。。。。

その友人はある趣味のページを作り、そのページに参加者を早く増やしたいと思い、Facebook広告を出稿した。それが今年の4月のことだ。予算も少額で3ヶ月間を1万円程度で止めるつもりだったらしい。広告を出稿した最初の頃は、どのくらいのアクセスがあるのか楽しんで見ていたようだが、1週間もすれば飽きてしまいそのまま放置状態になっていたようだ。
そして、2ヶ月後の6月、驚くような事態がおこる。その友人の銀行口座からまったく身に覚えのない高額な金額がクレジット決済金額が引き落とされたのだ。その金額はざっと25万円。どう考えてもそんなに使った覚えはない。そこでその友人は、あわててクレジットカードのWEBサイトにアクセスし、利用状況を確認した。そこには、つぎのようなリストが並んでいた。

FACEBOOK @************** WWW.FB.  70053 
FACEBOOK @************** WWW.FB. 30175
FACEBOOK @************** WWW.FB.  2988
FACEBOOK @************** WWW.FB. 90427
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このなかに自分が出したであろう広告も含まれていたが、そのほとんどは身に覚えのないものであった。知人は最初、予算設定を間違えて大量の広告を出してしまったと考え、馬鹿なことをしてしまったと悔やんだそうだ。そして、早く設定を変えなければいけないと考えすぐにFacebookの広告マネージャにアクセスしたらしい。
するとそこには、下記図のような、なんだかよくわからないキャンペーンが出来上がっていたのである。リンク先は、すでに削除されていたが、Facebook内のページであった。

キャプチャ1.GIF
   キャプチャ2.GIF

キャプチャ3.GIF


つまり、なんと228,741円の広告が勝手に掲載されていたのだ。

ここで、その知人から私に連絡が入った。私は詳しく事情を聞き、Facebookのセキュリティレベルではあり得る話だなあと妙に納得しながらも、ともかく、友人にFacebookとクレジット会社に不正利用された事を連絡するように指示した。念のため、登録していたクレジットを使用禁止にすることも提案した。
さて、ここからFacebook及びクレジット会社どのように対応してくれたか、知人の話を元に、時系列的に書いていこう。


◆発覚当日 6月某日
<Facebook>
Facebookのどこをみてもサポート電話番号などないので、メッセージで報告。広告の不正を詳細に説明し、すでに引き落とされた料金を戻して欲しいと依頼。

<クレジット会社>
サポートセンターに電話を掛けると、クレジットカードはその日のうちにストップ。不正利用されたことを報告すると、別の窓口なのでそちらに電話して欲しいとのこと。ただし、その日はそのセクションの営業は終了しているので明日以降電話をして欲しいとのこと。

◆2日目

<Facebook>
次のメッセージが帰ってきた。とりあえず日本語が判るようなので安心。

Facebookコミュニティオペレーションでございます。
お問い合わせありがとうございます。
内容を確認のうえ、できる限り早急に問題を調査いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

<クレジット会社>
担当の部署に連絡。追って専任の担当者から連絡させるとのこと。

◆3日目
<Facebook>
次のメッセージが帰ってきた。

Facebookでは、お客様の個人情報と財務情報を安全に保つことを最優先しております。これらの請求を調査いたしましたところ、お客様のアカウントに不正アクセスがあったと考えられます。すべての不正な購入について、支払い元への払い戻しを行いました。払い戻しがアカウントに反映されるまで3~5営業日お待ちください。

意外に、もの判りがいいFacebook。これで、安心だと知人も胸をなで下ろす。

<クレジット会社>
担当者から電話がある。すでに、Facebookが返金してくれるとの連絡があったことを報告。そのメッセージをコピーしてクレジット会社にFAX送信。


とまあ、ここまでが発覚直後の流れである。このまま進めば、遅くとも1週間後には引き落とされた料金分は返還されるはずである。

ところが事態はそう甘くはなかったのである。1週間経っても2週間経っても口座に返金されない。日は淡々と流れ一ヶ月も経っても返金は1円としてないままであった。
この時点で、その知人から私に「どうしたらいいだろうか?」と再度連絡があった。てっきりもう返金されたのであろうと思っていた私は少し驚きを隠せなかった。そこで、Facebookに返金を強く催促するように提案。知人はすぐにメッセージを送ったが、それに対して返ってきたメッセージは次の通りである。

Thanks for contacting Facebook.

Your payment provider (ex: bank, PayPal) usually makes the refund available to you within 3-5 business days. If you still haven't received the money after 7-9 business days, I recommend contacting your payment provider for help receiving your refund. Keep in mind we won't be able to refund any overdraft or service fees you may receive.

Thanks,

今度は英語である(笑)。結局のところ、前と同じ事を言っている。3-5営業日のうちには返します。付け加えられたのは、7-9日たっても返金がなければクレジット会社に聞いてね!ということだ。よくできた定型文である(笑)。しかし、残念ことに、このメッセージに関わらず、2週間経ってもまったく返金は行われなかったのだ。

「金がないのか? Facebook!」  そう思わざるを得ない事態である。

そこで知人は、仕方なくクレジット会社の担当者へまだ入金はないだろうかと確認の連絡した。しかし担当者は、まったく返金の連絡もありませんねえ、、とつれない返事。ただし、事情を察したこの担当者は、Facebookに異議申し立てをすることを提案してきた。つまり、なぜ返金しないのか?とクレジット会社が利用者にかわって抗議してくれるのである。でも、時間は掛かりますよとのことであったらしい。
この話に乗るしかない知人は、すぐにこの提案を受け入れ、必要書類を送ってもらい、必要事項を記入して(英語で)クレジット会社に送り返したのは言うまでもない。

さて、月日は流れ、私もこの話をすっかり忘れてしまっていたつい先日、この知人から連絡が入った。その内容は、ようやくFacebookから返金されたとのことであった。返金前には、クレジット会社の担当者から連絡が入り、何日に返金しますとの連絡があったそうだ。不正発覚から4ヶ月以上が経過していた。なんとも簡単にいかない話であった。ともかく解決したので、私もほっとしているところである。

◆この事件から得た教訓◆

さて、この事件から得た教訓をまとめて今回のブログを締めることにしよう。

1.Facebookのセキュリティを信用しない
別に営業妨害するつもりはないが、いまだ続発するアカウント乗っ取りを含め、Facebookのセキュリティは脆弱と言わざるを得ない。私を含め、今さら辞められない人が多いだろうが、新しい端末からログインがあれば自動でメール送信される機能もあるので、それらを使って自己防衛することが大切である。

2.Facebook広告は、どうしてもという理由がなければ出稿しない
Facebook広告を出すには必ずクレジット情報登録が必須だが、セキュリティが甘いFacebookにクレジット情報を登録することは危険きわまりない行為である。したがって、どうしても出稿しなければならない場合以外は出稿しないことが賢明である。

3.Facebook広告を出稿したら常にチェック
Facebook広告を出稿したら、不正利用がないか常にチェックが必要である。また、出稿のキャンペーン期間が終わったら、いったん広告アカウントを削除するぐらいの慎重さが肝要だ。

4.ネット利用しているクレジットカードの利用明細は常にチェックしておく
これは、Facebookに限ったことではないが、ネットで利用しているクレジットカードは不正利用されていないか、チェックを忘れないことが大切である。チェックがおざなりになる人は、WEBサイトで利用明細を確認するのではなく、少し料金は発生するケースが多いが、書面で確認することも大切である。


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