我が国は現在、閉塞感が漂っているとよく言われていますが、実は、よく観察すると、新しいビジネスチャンスがあふれかえっています。それを見つけて、成功させるコツとヒントをご紹介します。

【今日から着物男子になろう!】3~着物のアイテムを覚えよう~

»

それでは、今回は着物のアイテムを覚えていきましょう。
わかりやすいように、実際着物の着る順番に紹介してゆきたいと思います。

□肌襦袢(はだじゅばん)
肌襦袢.jpg  肌襦袢r.jpg
着物を着る際の上半身用のアンダーウェアです。丈の長さは、だいたいおしりが隠れるくらいです。図ではピンク色ですが、たいていは白色のものが多いです。
肌の上に直接着てもいいですが、襟の大きく開いたTシャツを下に着てもいいでしょう。この際、かならず胸元が大きく開いたTシャツにしてください。なぜなら、着物の襟元からTシャツが見えてしまうからです。
あえて、Tシャツを見せるような着方もありますが、基本は見えないようにします。

ちなみに、私は肌襦袢を滅多に着ません。紹介しておきながら、どういうことだ?と思われるかもしれませんが、私は、襟元が大きくあいた7分袖のTシャツで代用しています。
それで、OKなのです。
7分Tシャツ.jpg  7分r.jpg


□ステテコ
ステテコ.jpg    ステテコr.jpg
こちらは下半身用のアンダーウェアです。このステテコの下は、普通の下着用のパンツでOKです。わざわざフンドシを締める必要はありません笑。
このステテコは、次に紹介する長襦袢を着る際には着ない人もいますが、半襦袢を着る際には必ずはいてください。着物の裾がはだけた時に、ニュッと生足が見えるのはあまりカッコよくないですからね。
さて、このステテコですが、着物専門店でも売ってますが、最近はユニクロでも各種売ってますね。それで大丈夫です。
また、寒い季節になると、ステテコではなくタイツを着用してもOKです。OKというか、冬はステテコだけでは寒いです。私は、ユニクロのヒートテックをはいています。


□長襦袢(ながじゅばん)
長襦袢.jpg   長襦袢r.jpg
着物の下に着る"見せるための下着"です。肌襦袢が本当の下着とするなら、この長襦袢は"見せパン"みたいなものです。襟元は必ず見えるように着ますし、袖元や裾の間から、チラリチラリと見せるようになっています。


□半襦袢(はんじゅばん)
半襦袢.jpg  半襦袢r.jpg
役目は長襦袢と同じですが、長襦袢より丈が短いものです。半襦袢を着用する場合、下半身にはかならずステテコかタイツをはいてください。


□半襟
(はんえり)
半襟.jpg  半襟r.jpg
長襦袢や半襦袢の襟につける当て布のことです。襦袢の襟は長着の襟元からチラリとみえるように着るので、男着物としては、この半襟と後で説明する角帯がおしゃれのポイントとなります。

襦袢のによっては、最初から半襟がついていることがあります。
上記の半襦袢には、青い半襟が元からついています。
ちなみに、なぜ「半」襟と呼ぶのかですが、襟全体の長さの半分くらいしかないので半襟と呼ぶようになったようです。
なお、半襟の実物写真ですが、半襟として販売されているものではなく、ハギレを購入して半襟サイズにカットしたものです。


□腰紐(こしひも)
腰紐r.jpg
長襦袢や半襦袢を着ると、ゆるまないように紐で締めますが、この際使う代表的なものが腰紐です。見せる紐ではないので、帯よりもずっと細く簡素な作りになっています。
腰紐の結び方は次のページを参照してください。
<腰紐のしめ方>
http://kimonoo.net/kituke3.html

□長着(ながぎ)
長着.jpg  長着r.jpg
これまでは、"普通の着物と羽織"などと表現してきましたが、この普通の着物のことを長着といいます。「ちょうぎ」でもなく「ながちゃく」でもなく、<ながぎ>と読みます。


□羽織(はおり)
羽織.jpg  羽織r.jpg
長着の上から羽織る着物を羽織といいます。男着物にとって羽織とは、今でいうブレザーだと考えてください。今でもちゃんとしたところには、スーツを着るかブレザーを着用しますよね?それと同じ感覚です。


□羽織紐(はおりひも)
羽織紐r.jpg
羽織を羽織を止める紐は、羽織紐といいます。上の図では、前で羽織をとめている紐のことです。羽織紐には、絹やプリエステル、綿などで作られた紐で出来ているものもあれば、数珠みたいに石をつなげて作られているものもあります。石をつなげて作られていても羽織紐といいます。


□アンサンブル
アンサンブル.jpg
長着と羽織のセットをアンサンブルといいます。伝統的な日本の着物なのに、長着と羽織で"アンサンブル"という横文字の名前がついていることが不思議ですね。これも、新しい西洋のものをうまく取り入れたひとつの例なのでしょう。
ちなみに、日本語では、長着も羽織も同じ生地なら、
長着と羽織のセットのことを「お対(おつい)」とよびます。
ただし、一般的にアンサンブルといえば、長着と羽織が同じ生地であるセットを指すことが多いように思います。


□着流し
2014着物時計2.jpg
長着だけを着るスタイルを着流しといいます。この着流しは、普段着風というかカジュアルな印象を与えます。


□角帯(かくおび)
角帯r.jpg

男着物の場合、ほぼこの角帯で長着を締めます。幅約10cm、長さ4mほどの帯です。通常、角帯を結ぶ前に、前述した腰紐を使い仮結びとして締めておきます。そうすれば、長着がずれずに角帯が結びやすくなります。
素材は、綿、ポリエステル、正絹がありますが、綿、ポリエステルでは1000~2000円位から、正絹だと4000~5000円位から販売されています。

結び方には、
・貝の口(もっともスタンダードな結び方)
<参照HP>http://www.kimono-taizen.com/wear/w_kaku1.htm

・片ばさみ(浪人結び)
<参照HP>http://www.kimono-taizen.com/wear/w_kaku2.htm

・一文字結び(はかまをはくときにはこの結び方をします)
<参照HP>http://www.kimono-taizen.com/wear/w_kaku3.htm

などがありますが、
前で結んでおいて、出来上がったら後ろに回すというのがポイントです。男着物の場合、とりあえずひとつの結び方をマスターしておけば、すべてに対応できます。

ちなみに、私は、これらの結び方を参考にした"オリジナルな結び方"ばかりやっています。絶対こう結ばなくてはならないということはありません。見た目、カッコよければいいのです。機会があれば、ご紹介したいと思います。

また、どうしても結び方が判らないという人には、最初から貝の口の結び目が出来ているマジックテープ式のワンタッチ角帯も販売されています。これを当面は利用するのもいいと思います。
ただし、着物に慣れた人なら、すぐにマジックテープ式だと判りますし(結び目の形がきれいすぎるのです)、着物愛好家同士が集まると、どういう風に結んでいるの?などとそれぞれの結び方を見せ合うことが多いので、早く結べるようになることをおすすめしておきます。
マジックテープ式r.jpgマジックテープ式の角帯


□袴(はかま)
はかま.jpg
袴は、長着の上からはくアイテムです。両足が分かれたもの(馬乗り袴-うまのりはかま)とスカート式(行灯袴-あんどんはかま)になった袴があります。
この袴をはくと、着物の印象が全く違ったものになり、あらたまったパーティやお茶会などの席にあう雰囲気が生まれます。
さらに、スタンダードシャツを長着の下に着ると、書生さんルックにもなります。
また、通常、長着をまくし上げてはきますので、両脚が広げやすくなり、活動的に動けるようになります。
書生2.jpg書生さんルック

さて、袴は、はいてみるとおもしろいのですが、男着物入門としては結び方を含め、ちょっとハードルが高いように思います。したがって、袴の話は、またあらためてすることにしましょう。


□足袋(たび)
足袋r.jpg
足袋は足の親指とその他の指をいれる部分に分かれた着物用の靴下です。
礼装などでは白い足袋をはきますが、男着物入門の段階では、とりあえず黒い足袋を購入しておくことをお勧めします。
好みもあるんですが、どうも白い足袋は全体的トータルで見て目をむいてしますような気がします。
足袋は、1000円未満~5000円位まであると思いますが、安いものは滑りやすかったり、履くと痛かったりするものがありますので、それなりの値段のものを購入されることをお勧めします。


□下駄、草履(げた、ぞうり)
下駄r.jpg下駄
草履r.jpg草履
桐などの木の台に
鼻緒をつけたものが下駄、
底が平らで、わら・藺草(いぐさ)・竹皮、コルク・ゴム・ビニールなどで台を作り、鼻緒つけたものが草履です。下駄は歯と呼ばれる板がつけられることがあります。
また、草履とよく似た雪駄とよばれるものもありますが、草履と雪駄の違いは難しいので、雪駄は草履の一種と覚えておけば間違いないようです。笑

さて、下駄、草履を購入するときの注意点ですが、これらも安いものでは1000円程度から販売されていますが、安いものは鼻緒が痛かったり(高級品でも最初のうちは痛いです)、歩きにくかったりしますので、それなりの値段のものを購入することをおすすめしておきます。また、安い草履はすぐに底がやられてしまいます。
つまり、足袋を含め、足元には少しお金を掛けた方がいいと思います。せっかく着物を着て外へ出ても、歩きにくければ、着物スタイル自体がイヤになってしまうでしょう。


前回、今回は「ピッタリの着物のサイズの測り方」を紹介すると予告しましたが、ここまででかなりスペースを使いました。すいませんが、着物のサイズの測り方は次回ということでよろしくお願いします。

m(_ _)m


◎「今日から着物男子になろう!」一覧
http://blogs.itmedia.co.jp/hiramoto/cat3795/

Comment(0)