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我が国は現在、閉塞感が漂っているとよく言われていますが、実は、よく観察すると、新しいビジネスチャンスがあふれかえっています。それを見つけて、成功させるコツとヒントをご紹介します。

<近未来予測>TPP参加で日本はこうなる!

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近未来予測というよりも、
10年後くらいには、
発効されそうなTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)。

果たして、TPP発効後の日本はどのようになるか、
まだ交渉にも参加していない段階ではあるが、
私なりに色々と予測してみたいと思う。

 

◆日本の農家は海外で生産?
日本国内の農業は、関税の撤廃により、相当なダメージを受ける。
生き残る国内生産の農業は、特殊な栽培や飼育に限られることになる。
その他は、輸入品に取って代わられる。
そこで、日本の農家も海外に出掛け、
オーストラリア・カナダ・アメリカなどで大規模な農業を経営。
または、農業・畜産方法のコンサルタント業として各国に展開。


◆免許はすべて国際免許に?
運転免許、弁護士資格、税理士資格、医師免許などの資格が、
簡単に他の参加国内で切り替えられるようなる。

例えば、ベトナムの税理士資格が取得しやすければ、
ベトナムで資格を取得し、
あとは日本でなんらかの試験を受けて切替申請すれば、
日本で税理士として活躍出来るようになる。

また、免許を取得しやすい国では、
日本人を対象とした日本語の試験が実施されるようになる。


◆日本国内の規制も大胆に規制緩和される?
TPPは海外からの投資などを障害なく
スムーズにすることも目的であるから、
日本国内に現存する規制も大胆に緩和されることになる。

例えば、企業の病院経営参入、新規の農業経営参入、
証券会社(第1種金融商品取引業)などの
設立条件の緩和などが行われる。

その他、さまざまな参入障壁が撤廃され、
日本人としても新しい事業に参入しやすくなる。

砕けた方向から見れば、
東南アジアに多いと言われている様々なスタイルの風俗産業も、
一気に日本に流入することになる。(^^;


◆海外での投資が楽に?
参加国内のどこの銀行や証券会社でも、
自由に口座を作り、投資や貯蓄が出来るようになる。
同じく、参加国内の不動産の取得もごくごく簡単に可能となる。


◆英語の必要性がさらに上昇する?
おそらく参加国内でも
共通の言語になるであろう英語の重要性がますます上昇する。
したがって、参加国内でのエリートは、
自国語と英語が話せることが最低限必要な教養となる。


◆参加国内での企業設立、移住が簡単に?
参加国内での会社設立や移住がより簡単なる。
それに伴って、国境の概念が薄らぎ、
新しい多様な価値観が生み出されることになる。

そして、国際結婚がごくごく当たり前のこととなる。


◆日本古来のものが再評価される?
国境の希薄化は、
我々日本人の心の中で、逆に日本古来の文化への憧れを生み、
それらの再評価につながる。
また、これらは他の加盟国の人々に対して有力なコンテンツとなり、
ビジネスチャンスも生まれる。


◆消費税が税金の柱に?
参加国内で、金・物・ヒトの動きが活発になると、
日本は、多くの人々が
各国から集まっては散って行く「港」のような存在となる。
(逆に、そのような存在にならなければいけないが。。。)

それにともない人々の所得の把握が難しくなり、
消費税を中心とした間接税が税金の柱となる。


◆単純労働賃金レベルは統一化の方向へ?
ヒトの動きが自由化され、最低賃金の規制も撤廃されると、
日本国内でも低賃金で働く外国人が増える。

それに伴い、単純労働を中心に、
賃金は加盟国内で同水準に近づくことが予想される。
(ただし、物価スライド式。。。)


◆付加価値のある仕事が出来ないと没落?
ヒトの動きが自由化され、最低賃金の規制も撤廃されると、
日本人もなにか特殊なスキルを持って
付加価値のある仕事が出来ないと、収入が激減してしまうことになる。
つまり、簡単な言い方をすれば、
仕事内容により貧富の差が拡大する。


このように、ざっと思い浮かべただけで、
良い点、悪い点が色々と出てくる。
これらは、どこまで市場を開放するかに掛かってくるが、
どちらにしろこれからの日本人は、
気合いを入れて奮起しないと、取り残されるということだろう。

良い意味でも、悪い意味でも「新しい時代」になりそうだ。

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