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我が国は現在、閉塞感が漂っているとよく言われていますが、実は、よく観察すると、新しいビジネスチャンスがあふれかえっています。それを見つけて、成功させるコツとヒントをご紹介します。

<近未来予測>平均寿命120歳社会の衝撃

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先日、NHK特集でも放送していたが、人間はサーチュイン遺伝子の働きにより、近い将来、今よりも飛躍的に寿命が延びるといわれている。平均寿命は100歳はおろか120歳位まで生きられる可能性もあるらしい。

そこで、我が国の平均寿命が120歳となれば社会はどのような姿になるのか、
大胆不敵に予測してみたいと思う。

果たして、そこにはバラ色の未来が待っているのか、
暗黒の地獄が待っているのか。。。

1.サラリーマンの定年は100歳に
寿命が伸びるのだから、当然のごとく働ける期間も長くなるはずである。そこで、企業労働者の定年は100歳位まで伸びるだろう。
つまり、人々は100歳までバリバリ働くということになる。


2.年金支給は101歳から開始
企業の定年が100歳になるので、それに伴い年金の支給も101歳からとなる。


3.労働人口が増え消費拡大
20歳位から100歳位の人々が働くことになるから、労働人口は相当増えることになる。それに伴って、国民全体の収入も増えるから消費が拡大するはずである。よって、平均寿命120歳社会は、景気にとってプラスである。


4.年金システムは安定する
年金支給が100歳からとなるので、今の「現役世代が老人世代を支える構造」であっても、20代から100歳までが101歳から120歳を支えることになるので、年金システムは無理なく運用される。


5.人口は増加する
平均寿命が今の1.5倍くらいになるから、間違いなく人口は増加する。また、それに伴い女性の出産可能年齢も上昇するだろうから、新生児も増えるはずである。世界規模で見れば、人口は軽く100億を超えるだろう。


6.食料が不足がちになる
人口が増える分、食料の供給が苦しくなる事態が予測される。


7.主食はネズミ・もやしなどになる
食料が不足するので、肉は繁殖力の強いネズミ・ハムスター類、野菜は成長の早いモヤシなどが主食となる。また、肉に関しては、巨大なネズミであるカピバラも品種改良すれば有力候補となるであろう。

ただし、ネズミの肉と言えばあまり美味しそうには思えないので、
親しみやすい愛称が付けられることになる。

例えば、ネズミの肉なら「ミッキー・ミート」「ミニー肉」などと名付けられ、
ハムスターの加工食品なら、「とっとこハム」などと呼ばれることだろう。

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8.世代間紛争が勃発する
切れやすい10代後半を中心とした世代と、
歳を重ねて頑固一徹になった老人世代のエゴが衝突。
武力紛争にまで発展する可能性がある。

若者世代は、鉄パイプ・チェーンなどを使って老人達を攻撃。
老人達は、若者世代を「合コンがあるよ!」などと言って誘い出し、
落とし穴・トラバサミ・投網などで捕縛。


9.20代は冷遇される
大学を卒業し社会人になったものの、経験や知識の少ない20代の世代は、最も割に合わない仕事を押しつけられる可能性がある。例えば、選挙権・被選挙権は剥奪され、兵役や労役、ボランティア活動を義務づけられることも予想される。


10.尊厳死が一般化する
「もうそんなに生きたくないよ」という人のために、一定年齢以上の尊厳死が合法化され一般化する。つまり、人は自分の人生の終わりをコントロール出来るようになる。


11.鬼の若者が就職難になる
寿命が急激に伸びると、地獄へ堕ちる人も急減。大学を出たばかりの鬼の若者は就職先がなく、ハローワークへ通うことに。
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12.天国へ脱出する蜘蛛の糸も利用者がいなくなる
地獄へ堕ちる人が急減すると、天国へエスケープする「蜘蛛の糸」も利用者が激減。
あまりに利用されないので、「蜘蛛の糸」にクモの巣が張る状態に。。。

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さて、硬軟取り混ぜて予測してみたが、問題はその過渡期である。
いつの時点で平均寿命の急激な変化を予測し、
社会構造を変革させるかが大きなカギとなるであろう。

このタイミングさえ間違えなければ、超長寿社会も恐れることはないはずだ。

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