一般社団法人鬼ごっこ協会で、鬼ごっこを活用して、次代を担う青少年の健全育成のために仕事をしています。大人から子どもまで、みんなが楽しめる鬼ごっこの楽しい活用法や、鬼ごっこにまつわる文化歴史をご紹介していきます。

流行はどう作る!?~バナナ鬼ごっこの事例から~

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流行の作り方について、鬼ごっこの視点から考えたいと思います。

「バナナ鬼ごっこ(バナナ鬼)」

この鬼ごっこをご存知の大人の方はいらっしゃいますでしょうか?おそらく30代あたり以上の方は、お子さんがいて一緒に遊んだりしていない限り知らないのではないでしょうか。実は、「バナナ鬼」は、現代の子ども達に北海道から九州まで幅広い地域でもっとも人気のある鬼ごっことなっています。なぜ、大人は知らない鬼ごっこを、子ども達は日本全国でやっているのでしょうか。ここに流行はなぜ生まれるのかということの、根本的な話が含まれているように感じずにはいられません。

バナナ鬼ごっこ(バナナ鬼)とは

バナナ鬼ごっこは、昔でいうところの「氷鬼」の進化バージョンです。ルールとしては、まず、鬼と逃げる人がいます。鬼は、逃げる人を追いかけてタッチをします。そうすると、タッチされた人はこの写真にあるように両手を頭の上でくっ付けてバナナのような形でその場で固まります。そのバナナになってしまった人を、他に鬼から逃げている人が両手を捲ってあげると、そのバナナとなってしまっていた人はまた復活して鬼から逃げることができます。「バナナ」=「氷」と言うとわかりやすいかもしれません。

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なぜ、流行をしているのか?

結論から言うと元も子もありませんが「実は、なぜ広がっているかが分かりません」。鬼ごっこ協会で、特別に広報活動をして「バナナ鬼」の楽しさを戦略的に広げているわけでもありませんし、文部科学省や教育委員会が積極的にバナナ鬼の啓もう活動をしているわけでもありません。それでも、日本全国に広がっているのです。ここが、流行がなぜ生まれるのかについての大きな重要なポイントではないかと思うのです。

楽しいことは広がる

自分たちの商品やサービスを広げていきたいと、「流行」をどう作るのかについて、メディアやPR会社、広告代理店、各種企業から、行政機関まで、もちろん鬼ごっこ協会でも、日ごろから毎日考えています。このバナナ鬼の事例から考えられるのとは、純粋に子ども達が「楽しい!」「友達とやりたい!」「もっとたくさんやりたい!」という感想を、バナナ鬼をやった後に感じるからこそ、人から人へバナナ鬼が広がっていくと考えられます。口コミマーケティングとでもいうと分かりやすいですが、子ども達の間で爆発的に日本全国へ広がっているのは、口コミ以外の何物でもないとの結論に、現時点では達しています。どこぞの偉い人や組織が啓もうしているわけではないのですから。とにかく、マーケティングというと固く考えてしまいがちになりますが、純粋に楽しいものは広がるわけで、そこには不純な動機も戦略的な理論もありません。人間は単純なんだと思います。ビジネスマンの方もお客さんに対峙するときに、楽しさをどう感じてもらえるか、どうお役に立てるかを考えつくせば、おのずと解決策は見えてくるのではないでしょうか。

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