一般社団法人鬼ごっこ協会で、鬼ごっこを活用して、次代を担う青少年の健全育成のために仕事をしています。大人から子どもまで、みんなが楽しめる鬼ごっこの楽しい活用法や、鬼ごっこにまつわる文化歴史をご紹介していきます。

スポーツで勝負にこだわることの意味

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スポーツに携わる仕事もしているので、スポーツに関することの課題を聞く機会が多くあります。スポーツは、スポーツマンの勝負の世界だけのもののように思われがちですが、スポーツはもっと広義な意味でいうところは「余暇」や「気晴らし」が起源であると言われていることは、あまり知られていません。そう考えると、スポーツの世界で有り勝ちな「勝利」へのこだわりは、ある一面だけをとらえているだけに過ぎないことが分かります。

■勝利至上主義への偏重

スポーツの世界は試合や大会で勝つことが大きな目的で、その目的に向かって日々の練習・トレーニングを積むことが、よくスポーツから連想されるイメージです。ですが、勝負に勝つことができるのは、ごく一部に限られていいます。幼少期からスポーツを始めても、だんだんと年齢が経つにしたがって勝負に敗れた人たちが少しずつ減っていき、小学生期にはたくさんいた競技人口が大学生になるとかなりのレベルの人しかやっていないという状況が生まれています。勝利至上主義だけにこだわることで、勝つことが最上の価値となりすぎると、スポーツに親しむ人が縮小してしまうということになる可能性が高くあります。

■そこから得られる経験が大切

スポーツから得られる経験は大会や試合で勝つために練習をすることなども、とても大切な要素となります。もちろん、自分もずっとスポーツを小学生のころからやってきましたので共感できますし、試合で勝つ喜びや優勝した時の感動は忘れることはできません。でも、試合はほとんどの人が負けることで成り立っており、勝つことができるのはごく一部の厳しい世界です。ビジネスの世界でもそうですが、起業家が会社を創業して超一流になり何億円も稼ぐ人はそう多くはありません。ですが、創業者の社長を支える社員の方がいてこそ、その会社は成り立つものであり、ひとりひとりの些細な積み重ねが大きなものを創ります。スポーツの世界も同じで、一部の勝利者だけを目指して戦うことでは、見えてこない世界もあります。

■ビジネスにも通じる

スポーツは、ビジネスにも通じるものがあるように思います。あまりにビジネスの競争に勝つことを重視過ぎていくと、競合他社やステークホルダーの反感を買い、一時は勝負に勝つことができるけれど、その栄光は長くは続かないはずです。スポーツの世界も、一部の勝利者だけが賞賛されて、誰もがそこを目指すことだけでなく、そのスポーツを支える人たちや応援する人、勝負には負けこそするけれどスポーツの楽しさを広げたいと思っている人が、もっと輝けるようになってほしいと思っています。

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