一般社団法人鬼ごっこ協会で、鬼ごっこを活用して、次代を担う青少年の健全育成のために仕事をしています。大人から子どもまで、みんなが楽しめる鬼ごっこの楽しい活用法や、鬼ごっこにまつわる文化歴史をご紹介していきます。

ことろことろが1300年続いてきた意味

»

こんにちは。鬼ごっこ協会の平峯です。

今回、鬼ごっこにまつわる話で取り上げたいことは「ことろことろ」が、なぜ1300年も続いてきたのかということです。文化として1000年以上続いてきているものは、いかなる理由にしても、人間の営みの中で何らかの形で必要とされてきたことを表していると思われてなりません。そこには、ロマンがあり夢があると私は感じています。鬼ごっこの普及活動において、最もといっていいほどの関心をもってしまう魅力が「ことろことろ」にはあります。

■「ことろことろ」とは

別称:「比々女」
 江戸時代には「子をとろ子とろ」とも呼ばれる。平安時代には貴族文化として、江戸時代には庶民文化に根ざしていた子どもの遊びの文化になります。ことろことろは、1300年昔から始まったとされています。
 「1人が鬼、1人が親、他の者たちは子となり、親の後ろに子たちが前者の腰をつかんで1列をつくると、親に対面した鬼は、両手を広げて子を守る親のガードをなんとか切り抜て、列の最後の子にさわるというもの

10177416_972321759451279_7896597777832795517_n.jpg

(一般社団法人鬼ごっこ協会より引用:http://www.onigokko.or.jp/cn39/pg105.html)

■なぜ1300年も続いてきたか

ことろことろが、なぜ1300年も続いてきたのかは諸説ありますが、私自身が思うところは、やはり人間が持つ最小のコミュニティであり、最も大切にされてきたコミュニティである「家族」的な要素を含ませて、そのコミュニティを守るためのものであるからではないかと考えています。ことろことろは、「鬼」とされる畏れ多いものから、「親」が「子」を守るというものです。いつの時代にも、飢餓や災害、または争い事などがあり、家族というコミュニティは危機にさらされてきたと思います。危機的状況はいかなる時も姿かたちを変えて襲ってくるんだという教訓を忘れないように、そして危機的状況を突破する際に「子」を「親」が守るという姿勢があることで、危機を乗り越えて、次の時代へと進んでいけるのだという先人の知恵が詰まっているように感じるのです。家族的なコミュニティを存続させて、営みを絶やさないことの秘訣が隠されているはずなのです。だからこそ、1300年もの間、文化として存続してきたのではないでしょうか。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する