人生への贈り物

日本経済を立て直すというのが、かなり無理ゲーな話

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「日本経済を立て直すというのが、かなり無理ゲーな話」と刺激的なタイトルをつけてみましたが、別に炎上を狙っているわけでもPV稼ぎが目的でもありません。

アベノミクスの是非を問う総選挙が始まり、マスメディアから個人メディアにいたるまでアベノミクス議論が盛んですが、いわゆる3本の矢(金融政策、財政政策、成長戦略)を論じる前に、根本的な2つの問題があまり語られていないと私は思っています。

と言ってもこの問題はおそらく10年。いや20年以上、もしかしたらもっと前から言われていて、誰もが知っている当たりまえの事実。

わざわざここで書くほどの話ではありません。

しかしこれは、経済をはじめ国力全般に関わる極めて根本的な問題です。

その1:少子高齢化社会

説明は不要でしょう。

日本は少子高齢化社会を迎えて大変なことになる。

この言葉を私はかなり昔、たぶん子供の頃から聞いていました。

一度はみたことがあると思いますが、日本の人口ピラミッドです。

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40年前と現在を比べたら一目瞭然。

稼げる人口が激減し、稼げなくなって税金で支えないといけない人口が激増。この傾向は今後もずっと続きます。

どう考えても無理ゲーです。

誤解を恐れずにいうと、人間は若いほど体力も活力もあり、頭脳のピークは50歳前後。この生物学的事実は今のところ変えようがありません。人間が若返る画期的な薬でも開発されないかぎり、どうやっても高齢者の多い国の経済は疲弊していくし、人口ピラミッドが若い国には勝てません。

もちろん高齢者には何の責任はありません。誰だって年をとります。

しかし残念ながら今の日本がそういう国であることは紛れもない事実です。

その2 ホワイトカラーと中間管理職不要論


これもかなり昔から言われていた問題です。

日本人の多くは会社に務めるサラリーマンであり、その中でも多くの人がホワイトカラーと呼ばれる職種に従事しています。日本のお父さんの代表的なイメージがホワイトカラーのサラリーマンです。

ホワイトカラーの定義はいろいろありますが、私は

「ホワイトカラー=企業活動の中で情報の媒体となる職種」

だと考えています。

彼らは何かを直接的に生産したりしませんが、会社の運営には重要な役割の人でした。

ホワイトカラー以外の職種でも情報の媒体になる役割の人はいて、それが中間管理職です。

ここまで書けばお分かりだと思いますが、情報媒体的な役割であるホワイトカラーも中間管理職も、ITが発達したら不要になるんです。完全に不要にはならないにしても、そんなに数は要りません。

しかし、不要になるからといって彼らが黙って大人しく駆逐されるかというとそうではなくて、彼ら(私も含む)は自分達が生き残るために、ありとあらゆる工作をします。厄介なことにその工作は極めて経済合理性から外れた行為であることが普通です。私もずっとホワイトカラーをやっているので、みんなの気持ちは非常に良くわかります。

考えてみてください。

日本経済を担うべき多数派の人々が、日々経済的に不合理な活動に全力を注いでいる。

これに目をつぶって、経済を復活させようとか成長戦略とか。

どう考えても無理ゲーです。

時の過ぎゆくままに

これら2つの問題。

安倍総理や自民党を責めるのも酷です。

ボトルネックになっている人々が、国民の大多数を占めているわけですから。

彼らを怒らせたら選挙に勝てません。

もちろん私なんかに何の解決策も思いつきません。

たぶん時間が解決するのを待つしかないという、安易な思いとともに、

ただ頭を流れるのは沢田研二の往年のヒット曲

「時の過ぎゆくままに」

古い!

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