シンクライアントの種類と、仮想デスクトップのメリット

»

ブログ掲載に少し間が空いてしまいました。5月6月はITイベントがたくさんあって今週は狭間です。また来週からドタバタと東京を離れる予定です。関東地方も梅雨に入ったようですね。この時期私の地元では「鳥越祭」というお祭りがありまして、ちょうど梅雨の始まりに被ります。雨のお祭りになることもしばしばです。今のところ土日は晴れるようなので天気予報通りになることを祈ります。

今日は、最近注目度が上がっているセキュリティにも関連しているシンクライアントと仮想デスクトップについて整理したいと思います。

--www.pakutaso.com-shared-img-thumb-gori0I9A3053072102529.jpg

シンクライアントの実行方式は大きく4種類

現在リリースされているシンクライアントは、実行方式によって4つの種類に分けられます。ユーザーの環境によって使い勝手が変化するため、一通り覚えておきましょう。

1つ目は、ネットブート型と呼ばれているシンクライアントで、ネットを利用してデータをやり取りする方法です。専用のサーバーがネットワーク上に置かれていて、ここにイメージデータとネットワーク用のストレージが用意されています。このデータを引き出すような形で使用するシンクライアントの形式です。リソースが占有状態となるため、ユーザーは通常のPCと同じような使い勝手で導入後に混乱しづらいのが特徴です。

ただし、ユーザーごとで使用環境が異なるケースでは、イメージファイルの数がそのぶん増加し、管理に大きな手間がかかります。したがって、小規模な形態や使うアプリケーションが同一の作業をするグループに適したシンクライアント方式だといえます。

2つ目はプレゼンテーション型と呼ばれるタイプ。これはサーバー上にあるアプリを稼働し、それを共有することで使用する方式のシンクライアントです。こちらは導入するマシンのスペックは高くないため導入コストが抑えられるのが利点となっています。さらに、アプリによる利用によりセキュリティがある程度確保されているところもメリットです。しかし、アプリケーションがこの方式に対応していなければならず、動作確認ができないとそもそも使用できないことには注意しなければなりません。

3つ目にブレード型PCを採用するタイプです。こちらも一見ネットワークを利用するような形に見えますが、ブレード型と呼ばれるデータを持っているPCを活用するのが特徴です。このブレードにアクセスしてデータを貰う方法となっています。こちらはブレードを増やせば、それだけデータを増やせるのがメリットですが、対応するマシン自体が高額なため導入へのハードルが高いため利用者は少ない方式です。

そして、最後が仮想デスクトップ型です。複数の仮想デスクトップを作り、ユーザーはそのデータを仮想デスクトップから引き出す方式で、接続先の仮想デスクトップは自動で判別されるため、アクセス先を意識しなくて済むのが特徴。これにより、データトラブルや使用時の煩わしさがありません。その反面導入するためにはライセンス料を支払わなければならず、コストがかさむのが難点です。

シンクライアントで仮想デスクトップを活用するところが増えている理由

複数あるシンクライアントの方式ですが、近年は仮想デスクトップを採用しているところが増加しています。この方式であれば高性能なサーバーさえ用意しておけば、シンクライアントを導入しやすいためです。大量にサーバーを必要としているわけでもなく、アクセスポイントについてもしっかりと作り出してくれます。

さらに、セキュリティの導入も容易で、サーバー自体に安定性が保証されていれば心配がないところもメリットです。仮想デスクトップを利用するサーバーは、基本的にシンクライアントの中でもセキュリティを使いやすいうえに、高性能なものは元々いいセキュリティシステムを採用しているケースがほとんど。そのため、導入に失敗することは稀です。

多くの人が利用する場合でも、サーバーを増やす必要がなかったり、負荷を軽減できるシステムを採用しやすかったりするのもメリットです。特にサーバーに掛かる負荷が小さくなることで、スムーズに利用できるために、作業効率の改善にも役立ちます。

仮想デスクトップを活用するメリットは管理面にあり

上記は使用や導入における仮想デスクトップのメリットです。しかし、この方式でのシンクライアントを導入するメリットが一番享受できるのは管理者だといえます。通常、シンクライアントの管理には、必要なサーバーやアクセスしているパソコン側の状況も知らなければならず、この情報が膨大なことで苦労します。

しかし、仮想デスクトップでは、トラブルの時にパッチを適応することも、そしてポリシーの設定によってルールを決めることも一括で可能。そのため、管理の煩雑さを解決するとともに、わかりやすく状況や環境を把握できるのです。

このシンクライアントでは全てのパソコンを1つのサーバーによって接続されるような形となり、そこにある仮想デスクトップを利用しているのですから、統一ルールの策定が大切です。一括で適応できるので管理をする時に1つ1つチェックすることがなく、ある一定のものだけをチェックしていれば管理できるというのが最大のメリットでしょう。

OSやアプリなどのデータについても、仮想デスクトップ方式であればサーバーが一元管理できるシステム。普通の方法に比べるとかなり利用しやすいタイプとなっています。セキュリティも万全で、しかもデータの保護についても特に難しい管理が必要ないので普及が進んでいる方式です。シンクライアントの導入を検討しているのであれば仮想デスクトップ方式から考えてみるとよいかもしれません。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する