エンタープライズサーバーのスケールアップとスケールアウト、メリットとデメリット

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年末にドタバタと手続きしたふるさと納税のお返しの品が我が家では納品ラッシュしています。北海道に寄付したお礼にジンギスカンセットを選択したのですが、思った以上に量が多く届いています。(豊富町役場の方、ありがとうございます)

ラム好きには嬉しい悲鳴ではありますが、今現在冷凍室の9割が羊肉になっています。今週末は自ずからジンギスカン祭りとなるでしょう。天気が良ければアウトドアでやりたいものですが、最近は一段と寒いので難しいかもしれませんね。

今日はエンタープライズサーバーをスケールアップするのとスケールアウトするのはどちらがいいのかをお話します。

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サーバーを増強するためにはスケールアップとスケールアウトという二つの手法を選択することが考えられます。これまで一般的なサーバーの増強ではスケールアップという手法が中心に利用されてきましたが、サーバーの利用形態が仮想化主流になり、しかもパーソナルクラウド、プライベートクラウドといった新たなクラウドによる利用方法にシフトしてきていることから、そのメリットやデメリットに対する考え方もかなり変化しつつある状況で、どのような状況でサーバーを利用するのかによってスケールアップとスケールアウトの選び方が大きく変化してきていることになります。市場の流れはスケールアウトの方に動いており、サーバーの増強に対する顧客ニーズも大きく変化していることがわかります。

■そもそもスケールアップとスケールアウトとは?

従来からのサーバーのスケールアップはサーバー自体のCPUやメモリのスペックを上げてその処理能力を高めるという方法が中心になります。もちろん、ストレージサーバーではサーバー自体を複数にして増強するという方法も選択可能となります。一方スケールアウトは最初から複数のサーバーを導入することで処理能力を向上させるという方法になります。したがって両者はかなり異なる手法であるということができます。

■スケールアップのメリットとデメリット

スケールアップを実施した場合、増設と同時に容量のみが拡張することになりますが、パフォーマンスは徐々に上限へ到達してしまいます。したがってこのメリットとデメリットをよく把握した上で実装していくことが重要になります。たとえば細かいファイルが多く高ランダムアクセス性能を必要とするようなデータベースやアプリケーション環境では今もスケールアップが適正な選択ということができます。しかし短期間に次々とストレージサーバーの容量を増やしていくというようなニーズには向かない手法になりつつあるのです。

■スケールアウトのメリットとデメリット

一方スケールアウトの場合には、増設と同時にパフォーマンスと容量が拡張することになります。とくにパフォーマンスが増設ボリュームにあわせてリニアに上昇することが大きなメリットとなります。スケールアウトは巨大なファイルを取り扱いトータルスループットを必要とするシステム環境に向いた選択ということができます。最近の市場では、仮想化やクラウド環境ではこちらにメリットを見出して選択するユーザーが増えている状況です。

■仮想化サーバーの場合にはスケールアウトに大きなアドバンテージが存在

このスケールアップとスケールアウトですが、特に仮想化されたサーバーではその選択による結果は大きく変化することになります。
仮想化されたサーバーをスケールアップで対応しようとすると非常に大きな問題が生じることになります。スケールアップ型のストレージでは一つのコントローラの下にサーバーが配置されることになることから増設のたびにCPUも増設することが必要になりますし、しかもコントローラーを介しての接続方式は多くのサーバーを接続する段階でそのパフォーマンスを大きく下げることになり、一定以上の拡張性を確保することがきわめて難しくなる状況に直面してしまいます。したがって紙の上で考えているほどの増設効果が出なかったり、コントローラを増やしたりすることも余儀なくされ、仮想化には向かないものとなりつつあるのです。また増設をする場合には一旦サーバーを停止して
使用を中断することが必要になる点も大きなデメリットになります。

サーバーをスケールアウトする場合には複数のサーバーを大きな一つのファイルシステムとして管理していくことができるため、ストレージの拡張はサーバーを停止させなくても実行できるのが大きな魅力となります。また物理的には無限に拡張が可能となるため、パブリッククラウドなどの運用などでは、ユーザーベネフィットの高いものとして評価されるようになっています。
多くのクラウド利用ユーザーは利用当初は最低限の規模からスタートし、事業規模の拡大にあわせてサーバーの利用規模を拡大していこうとするケースが非常に多いため、こうしたスケールアウトの利便性は顧客のインサイトにぴったりマッチしたものになっているといえます。
仮想化されたサーバー領域ではこうしたスケールアウトが可能なサーバーシステムに乗り換える顧客も増えており、ニーズの変化は商品選択にも大きな影響を与えるようになっているのです。

そもそもサーバーはオンプレミスで顧客が自分で管理運用する時代から借りて利用する時代へとかなりシフトが進んでいますので、今後益々スケールアウトを利用するニーズが増加することが予想されます。所有から利用中心にサーバーを考えていく時代が到来したことでこうしたサーバー増強の手法についても大きな変化が訪れていることが理解できます。

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