何を思ったか創業して1年半のベンチャー企業「コロプラ」に転職した元証券アナリスト・長谷部潤が、「中の人」という目線でネット業界や企業の今を解説したり、大手金融からベンチャー企業に移ったことでの気づきや驚き、戸惑い……などを綴ってまいります。

証券アナリストからネット企業役員に転職して

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 初めまして、位置ゲーを運営しております株式会社コロプラの長谷部と申します。新たに、誠ブログに執筆することになりました。これからよろしくお願い申し上げます。

 さて、私は大和証券キャピタル・マーケッツ金融証券研究所という証券系シンクタンクで長らく証券アナリストを生業としておりました。担当セクタ―は、IT/インターネット、放送・広告、です。

 証券アナリストという仕事は、経営トップとお話しさせていただく機会が非常に多く、時にはアドバイスも求められます。私の場合、インターネットセクターは黎明期からカバーしておりましたので、それこそ上場前から経営トップの方々とやりとりする機会が多くありました。
 そういうやりとりを10年以上やっていると「自分でも会社経営に参加してみたい!」という気持ちがムクムクと湧いてきてしまいます。金融はそれなりにお給料が良いので踏み出せない人が多いと思いますが、きっと心のどこかには「自分も!」と思っている人は多いと思います。

 実際、ヤフーCFOの梶川さんは野村証券出身、楽天副社長の国重さんは住友銀行(当時)出身、ディー・エヌ・エー会長の春田さんも住友銀行(当時)出身、グリーCFOの青柳さんはドイツ証券出身、そしてミクシィCFOの小泉さんは大和証券SMBC(当時)出身です。ネット業界の特に財務・金融部門は、ずいぶんと金融出身者が多いのです。

 そういう成功事例ばかり見ていたせいか、また「オレならもっとうまくやれるのに......」などと思えるシーンが多かったせいか(大いなる勘違いであったことに後から気付くわけですが)、長年やったアナリストというキャリアを捨てて、創業して1年半のネットベンチャーについつい転職してしまったわけです。

 このブログは、こうした勘違い男が、元アナリストながら今は「中の人」という目線でネット業界や企業の今を解説したり、大手金融からベンチャー企業に移ったことでの文化や習慣の違いに、驚きと喜びと怒りにとまどいを隠せなかったり――、などなどを語ろうかと思っています。

 このブログを読んで「よし、オレも金融からネット企業へ転職するぜ!」って思ってくれる人や、「やっぱり、金融に残るのが正解だよね!」って確信してくれる人など、そうした両極端の意見を持っていただければ幸いです。

 で、転職して最初の驚きは......、出社して自分のデスクを見たら大きな段ボールが乗っていました。そこにはEPSONの大きな文字が。ええ、PCは自分で箱から出して自分で設置し、自分で必要なソフトをインストールするのです。「段ボールは、どこに捨てたらいいですかぁ?」なんて聞いたりして、です。こういうことは、ベンチャーなら当たり前なのでしょう。でも、全て会社側がやってくれた、以前に在職していたような大手金融では想像もつきません。こんな感じで初日が始まったのでした......。
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