オルタナティブ・ブログ > ひといくNow! -人材育成の今とこれから- >

HRD(人材の育成、教育研修)の現場から、気づいたこと、アイデアを発信します。初めて人材育成や教育担当になった方でも、わかりやすく、取り組みやすい情報提供を目指します。特に、20代~30代を元気にしたいご担当者様、是非このブログにご参加ください。

厳しい営業目標でもモチベーション高く働ける理由

»

 厳しい営業目標があることで有名な某メーカー。そのメーカーがまだそれほど知名度がない段階で営業として入社し、その後エリアマネージャーに昇格。エリアをダントツの業績に押し上げた実績をもつ営業コンサルタントの方と、知り合ったばかりの頃の話です。

 個人的に興味があったのは、それだけ厳しい営業目標を課せられたメンバーのモチベーションを、どう維持したかでした。

 営業に課せられているのはできるだけ多くのお客様にコンタクトをとること。その基準は通常の10倍以上。10倍以上のコンタクトを取るには相当のモチベーションが必要なはず。

 当時は、なかなか人が定着しないという話もありました。

 しかし、その方が率いた部署は全体的にモチベーションが高く、明るいムードで取り組んでいたとのこと。(そのコンサルタントをよく知る同僚の方の話による)

 私は、その秘訣が何かを知りたいと思っていました。

 10年以上前ですが、初めてその方と仕事をすることになり、企画を作ったときのこと。

 悩みながら企画をつくり21:00近くにメール送信。そろそろ帰ろうかな・・・と思った時のこと。

 社内にFAX着信音が鳴り、先ほどメールした企画が早くも返ってきた様子。
 (直すところかな・・・)と思い用紙を手に取り目を落とすと、

素晴らしい!!

 と一言だけ大きな文字で手書きされていました。

 それを見たときの気持ちは、(うれしい!!!!!)
 の一言。

 この体験で、一生懸命取り組んでいることを認めてもらえることが、どれほどうれしいか、そして、その後のやる気にどれだけ効果があるかが身に染みてわかりました。(なお、企画はその後修正されましたが、先に認めてもらえていたこと、修正理由が明確だったことで、より信頼感が増しました)

 若手社員に「どんなときに仕事にやりがいを感じるか」を聞くと「認めてもらえたとき」と言いますが、私も同感です。

 それは、いくつになっても変わらないのかもしれません。

 と思う私も、自分はまだまだそれがうまくできていません。意識して取り組んでいるテーマです。

~夢を創り、夢を育む~出あいに、感謝

☆★☆Six Stars Consulting からのお知らせ☆★☆

社内で研修やセミナー講師をされている方のためのセミナーです。
あなたにしか伝えられないことが、参加者の心と行動を動かします。

 ↓↓詳しくは、下記から
社内講師(インストラクター)レベルアップセミナー
~参加者が「やる気になる」、カリキュラム構築3つのポイント~

Comment(0)