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「配属先 不満」と検索する人、対応する人

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「配属先 不満」・・・4月、5月と、この検索キーワードからわが社のホームページにたどりついている人が急増しています。その理由は、自社運営のブログで 『新入社員が「希望した配属先と違う」と不満をもらしたら(3月4日)』という話題を取り上げたから。

ブログは「社内講師応援ブログ」というタイトルで、研修などを担当される講師の方を対象に、「行動変容」を引き出すアプローチの考え方などをご紹介しています。ですので、他のキーワードで検索されてもいいはずです。が、3月4日の記事にアクセスが集中しています。

そこで今回は、「配属先 不満」と、検索する人について考えてみました。

検索をされるようになったのは4月に入ってから。
このキーワード以外にも、「配属 違う」、「配属先 希望 違う」というのもあります。

これらを見る限り、配属先を発表された新入社員がショックを受けて、すぐに思いついたキーワードを入力した印象を受けます。

気になるのは、5月末現在もずっと続いていること。同じ人が何度も検索しているというよりも、似たような感情を抱いた人が、あちこちにいることを示しているのではないでしょうか。

検索者の気持ちを考えてみる
きっと「えー、まじ?」といてもたってもいられず、こういうときにどうしたらいいのか知りたくて検索したことでしょう。おそらく、「くつがえす方法」や「交渉する方法」など、自分が希望するところにいける方法が知れれば一番よかったはず。しかし、弊社ブログの内容は「先輩社員として、自分のやりたい仕事にたどりつくためのキャリアパスを語ってみては?」という、不満をもらされた側の先輩社員の対応策。すぐに、他の情報を探したかもしれません。

しかし、他の情報も、新入社員目線で書いてあっても結論は似たり寄ったり。
「やっているうちに良さがわかる」、「次のステップで希望が通るように実績を上げるべし」、「そんなに嫌だったら辞めたら?」など、「そうそうこれが知りたかった!」というものにはたどりつけていない気がします。

この気持ちのまま配属されたらどうなるでしょうか?おそらく、表面上は取り繕いつつも、日々「なんで自分がここで仕事をしなければならないのだろうか・・・」と、ぐるぐると考え続けているかもしれません。

不満を持つ新入社員を受け入れたとき
数は多くないながらも「新入社員 不満」、「仕事に不満 新入社員」というキーワードでも検索されています。これは、何かに不満を持った新入社員を受け入れた側の検索と推測します。

受け入れる側には何も責任がないのに、新入社員が不満気だと、受け入れる側のモチベーションも下がりますよね。しかし、どうしていいかもわからない。

不満気な新入社員を受け入れた経験を持つ読者の方、どんなことをされたでしょうか?
あるいは、配属に不満を持った経験がある人は、不満を感じたことや、その後にしたことなど
よかったら、コメントをお寄せください。

1つの対応策としては、まずは、本人に直接「話を聴く」ことなのかなと思います。
・学生時代に一生懸命取り組んできたこと
・アルバイトやそこでの経験
・会社に入った目的や経緯
・将来どんな仕事をしていきたいのか?
新入社員に関心を持ち、希望や強みがわかれば、今は無理でも、将来的に行きたい道に進むために一緒に考えることや、そのために今の仕事にどう向き合う方がいいかを伝えることができるかもしれません。

「検索」では相手の顔が見えないので、その人の本当に知りたいことや、その人にとって必要なことがして差し上げにくいのですが、この内容が、何かの参考になれば幸いです。

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