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まずは「自分の場合」で考える

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お客様へのご提案にあたっては、「流れ」を捉える必要があります。しかし、「流れ」というのは、なかなか捉えにくいものです。どの方向で考えれば良いのか、わからなくなります。そこで便利なのが、思考を整理しやすくする枠組み(以下、フレームワークと記載します)です。フレームワークには様々なものがありますが、今回は、「仕事に関する問題意識」の整理に役立つフレームワークを、「7つの習慣」からご紹介します。

下図左側は、同書で紹介されている「時間管理のマトリックス」です。同書では、私たちの時間の使い方は、四つの領域に大別できると伝えています。時間の使い方を定義する軸としては、「緊急度」と「重要度」です。各項目の具体的な定義は以下の通りです。

【各項目の定義】
 緊急:すぐに対応しなければならないように見えるもの
 重要:結果に関連している概念(あなたのミッション、価値観、優先順位の高い目標の達成に結びついているもの)

誠ブログ用 時間管理のマトリックス(個人).GIFのサムネール画像図、左側(個人の場合のマトリックス)で、もう少し詳しく内容を確認します。
第一領域・・・緊急かつ重要な仕事
第二領域・・・緊急ではないが重要な仕事
第三領域・・・緊急だが、重要でない仕事
第四領域・・・緊急でも、重要でもない仕事

さて、このようなフレームワークや、フレームワークに記載されている詳細項目を見ると、それだけで理解できたような気がしてきます。しかし、ここで大事なのは、このフレームワークを記憶することでも、理解することでもありません。

まずは、「自分だったらどんなことが当てはまるだろう?」と考えることです。ということで、右側に「私の場合」というブランクのフレームをつくりました。

左側のフレーム内の項目をみると「そうそう」、「ありがち」と思えますが、ここで右側のブランクのフレームに目を移し、「自分だったら?」と、具体的な内容を思い浮かべることがポイントです。

すぐに思い浮かんだのであれば、その内容を記載しておいてください。次のステップで活用します。思い浮かばないようでしたら、そのまま、今日1日考え続けてみてください。(ご自身ではなく、部下に取り組ませる際も、考える時間を持たせます)

考え続けるということが、後から大事になってきます。その理由など、続きは次回。

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