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インディーズスピリット溢れる、音楽と映像とITの祭SXSWを日本に誘致しよう!

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 今回の地震は、本当に大きな災害です。おそらく人類史に残る大規模なものでしょう。
東北をはじめとする被災された皆さんは、本当に大変だと思います。亡くなった方には心からお悔やみ申し上げます。
 原子力発電所も危険な状態です。放射能汚染と同じくらい、風評被害と心の荒廃が心配です。

 こんな時ですが(だからこそ)未来に向けたことも書きたいと思います。

 SXSW(サウスバイサウスウエスト)というフェスティバルをご存知ですか?
 毎年3月に米国テキサス州オースティンで行われる今年で25周年になる世界最大の音楽コンベンションイベント、音楽祭です。
 1986年に、オースティン在住のインディーズアーティストのマネージャー3人が自分たちの新人アーティストをレーベルやメディアにプレゼンテーションするために始めた、インディペンデントなイベントです。私も自分がプロデュースするアーティストのアメリカツアーの際など、過去に何回か参加しています。
 隅から隅まで歩いても20分以内のオースティンのダウンタウンが、掛け値無しに音楽で満たされていて、音楽好きには堪らない魅力がある1週間です。
 実際にSXSWに魅せたれたアーティスト、業界関係者も数多く、大阪のFM局802主催のMINAMI WHEEL(ミナミ・ホイール)は、SXSWのように街を音楽で溢れさせたいと始めた音楽祭です。

 94年から始まったfilm部門に加えて、他のコンベンションを先取りして、98年にはインタラクティブ部門も設けられました。ツイッター社が2年前にSXSWのインタラクティブ部門の大賞をとったことがきっかけでブレイクしたと言われ、ITサービス企業が新サービスの発表の場として、選ぶようになったそうです。

 音楽と映像とITをコンベンションイベントという形で融合させて、ビジネス的にも成功しているSXSWは、我々にとって、一つのモデルを示してくれています。
タイトルには「誘致」という言葉を使いましたが、必ずしもSXSWというブランドを借りる必要は無いと思います。
 ジャンルや業界の壁を越えて、やる気のある企業やアーティスト、クリエイターが名前を広げ、パートナーを獲得するような場が日本にも必要だなと、感じます。
 今の日本のポテンシャルならアジアだけでなく、世界から注目され、人を集めることも可能だと思います。オースティンのような田舎町でできたのですが、町おこしの一環という考え方もあるかもしれません

 SXSWには、今年も世界中のIT企業が、オースティンでクチコミを起こすべく、準備をしているようです。日本からも「セカイカメラ」の頓智・が、新サービス「domo」を披露するなど、沢山の企業が参加します。

 フィルム部門では、三池崇史監督が往年の名作をリメイクして評判の『十三人の刺客』が上映されるそうです。

 もちろん、音楽部門も注目です。毎年話題を集めるJapan niteには、ZUKUNASISTERS 
white white sisters / oh sunshine / Hystoic Vein / ロリータ18号 / MO'SOME TONEBENDERが出演します。他の会場でも多くの日本人アーティストの出演が予定されています。 

 私が理事を務めさせていただいている日本音楽制作者連盟が運営するウエブサイト「NEXUS」で、この世界が注目する一大イベントSXSWを、10日間毎日速報でレポートします。イーストエンターテインメント株式会社と、SXSW ASIA事務局の協力を得て、現地から写真、動画もまじえて、最新情報を紹介します。こちらを是非、チェックしてみてください。

 このコーナーへのご要望があれば、ツイッター(@yamabug) でどうぞ。ご質問などお受けします!  
 一緒に、世界最前線のコンベンションを楽しみましょう!


追記:nexusでは、東北関東大震災の義援金活動もこちらで行っています。
一般社団法人日本音楽制作者連盟が行いますので、寄付先団体選定の理由を公開して、入金全額を義援金にすることが約束されています。寄付先に迷っている方は、ご活用下さい。

山口哲一(音楽プロデューサー・株式会社バグコーポレーション代表取締役)

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