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ホームページでの情報発信が楽しくなるツール!

最近のCMSは便利過ぎて

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Joomla CMSを使ってサイト運営をしているが、Joomla バージョン 2.5.6になって驚いたことがある。

Joomla日本語版をインストールすると英語と日本語言語パッケージが自動的に導入される。日本語パッケージは、新しいバージョンがリリースされる度にアップデートされる。今までは、Joomla!じゃぱんのユーザーグループサイトで言語パッケージをダウンロードする必要があった。

Joomla 2.5.6からは、自動的に新しい言語パッケージがあるとJoomla管理画面で他の拡張エクステンションと同様に知らせてくれる。アップデート画面に行って更新ボタンを押せば、あっという間に言語パッケージが新しいバージョンになる。

6ヶ国語対応の実験サイトでは、言語パッケージを探してダウンロードしてサイトに反映させるのが実に面倒であった。今回は、アップデート画面で更新ボタンを押すだけですべての言語パッケージがアップデートされた。

色々と手間隙がかかる作業が削減されてきているが、システムのバックアップ作業だけはアナログでやっている。バックアップを簡単にする拡張エクステンションがあるのだが、便利すぎるためあとで怖い目にあう。

経験は、語る。便利さに依存しすぎると自分で何も出来なくなる。便利さを当たり前と思い始めると問題が発生した時に困ることになる。

原発に依存してきた私達の電気事情は、原発の事故でその便利さの裏に何が潜んでいたかを目の当たりにした。CMSは実に便利な情報発信ツールである。

しかし、

CMSを良く分かっていない人が使い込むとシステムに不具合が発生した時に手のうちようがなくなるハメになる。便利なツールを表面だけ理解して裏のリスクを認識しないで使い込んでしまうユーザーが多い。

いつも使っているパソコンのHDDをバックアップしていなかったため、突然HDDが壊れた時に痛い目にあった人はどれだけいるだろうか。便利なツールなのだが、その裏のリスクをわきまえて使う知恵が必要だ。

CMSは、ウエブで情報発信する上で便利なツールである。ブログよりも100倍便利なツールである。最近は、大企業のイントラネットサイトにJoomlaが導入され始めている。

でも、

システムについて熟知していない人たちが構築するため今は良いがあとは知らないよ!の世界に入ってしまっている。その事自体も認識していない節がある。

Joomlaで何度も痛い目にあった私は、その現状を横目で傍観せざるを得ない。社内のイントラネットは外部の人間によるサポートが出来ないような印象を受けている。

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