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2018年ブロックチェーンは本当にビジネスに活用されたのか

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2018年ブロックチェーンは仮想通貨を支える中核技術として認知されました。一方で、1月に発生したコインチェック社が管理する時価580億円相当の仮想通貨NEM(ネム)が流出した事件や、9月にはZaifで仮想通貨70億円分が流出したことにより、認知度が広がったことも否めません。

しかしながら、ブロックチェーンは仮想通貨にとどまらず金融業界を中心に、流通や貿易、不動産、知的財産管理、ゲーム、広告、マーケティング、シェアリングエコノミー、選挙など、さまざまな業界やビジネス領域で大きな注目を集めており、ビジネスや社会の仕組みを大きく変えようとしています。

12月10日、ユニセフはブロックチェーン技術を活用してグローバルな課題を解決する企業に最高10万米ドルの投資を行うことを発表。オープンソースのブロックチェーンアプリケーションを提供することが条件とのことです。このプロジェクトには6社が採択されました。

採択企業のメキシコのPrescrypto社は、開発途上国での医療サービスの不足の課題解決をするため、患者の病歴をブロックチェーンで共有し、ケアのレベルを向上させるプラットフォームを提供します。

またインドのStatwig社は、ワクチンの効率的な供給を行うため、ブロックチェーンによって透明化されたサプライチェーンマネジメントシステムを提供します。

さらに日本でも多くのブロックチェーンを利用したサービスが発表されています。12月22日、アートリガーは、ブロックチェーンが実装された採用支援ツール「FOLLY」をサービス開始しいています。

この1年私自身、iChainの経営の舵を切りながら保険業界にイノベーションを起こすことを狙い、保険システムへのブロックチェーンの適用を開発してきました。5月にはブロックチェーンの保険システム適用の技術検証も行いました。

2018年のブロックチェーンへの取り組み、ビジネスへの活用法、押さえるべきビジネススキルそして2019年のトレンドなどを「ブロックチェーンのビジネスへの適用」と題して、パソナと協力しセミナーで発表させていただきます。

■第3回セミナー「ブロックチェーンのビジネスへの適用」
日程:2019年1月29日(火)19:00~21:00
場所:Travel Hub MIX 東京都千代田区大手町2-6-2 1階

テーマ
・実業務でブロックチェーンが使用されている事例の紹介
・保険業界、特にインシュアテックの取組のなかでブロックチェーンが果たす役割
・ブロックチェーンを活用したビジネスを設計するにあたっての検討しなければいけない留意事項

こんな方にオススメ!
・経営や企画、法務・経理・コンサルティングなどのビジネススペシャリストの方
・ビジネス視点からブロックチェーンを学びたいエンジニア・クリエイターの方
・ブロックチェーンならではのリスクや、ブロックチェーンが得意なことを学びたい方
・フィンテックやインシュアテックなどをふくめ、様々なブロックチェーンの活用事例を知りたい方
・新規事業開発や自社ビジネスに導入するための基礎知識・ノウハウを知りたい方
・お仕事でブロックチェーンに関する知識を活かしたい、今後ブロックチェーンにかかわる仕事・企業で活躍したい方

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申込みサイトはこちらです。是非参加ください。

後藤康成(ごとう やすなり)
iChain株式会社 取締役 COO

iChainはInsurTech(インシュアテック) & ブロックチェーンをベースに保険業界にイノベーションを起こすInsurTechの「スタートアップ」です。

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