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私の今年の漢字は『速』

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個人的なことで大変恐縮なのですが、今年は私にとって非常に大きな変化の年となりました。勤めていた会社を辞め、4月に起業しました。「なんと無謀なことを!」と震災直後の4月に、何人かの人に言われたことを覚えています。しかし、自分の中ではそれしかなかったし、それ以外の選択肢は頭に浮かびませんでした。そして今、今年1年を振り返ってみるとやはり自分には本当にこれしかなかったんだと思っています。

そんな社長1年生の私ですが、その1年で最も強く感じたことは『速=スピード』でした。ただ単に仕事のスピードというわけではありません。そうではなく、「出会いのスピード」「学びのスピード」「考えが変化するスピード」「行動のスピード」の事です。

今まで私は大学を卒業以来、会社の組織の中で生きてきました。その中でも、「出会い」「考え」「行動」「学び」のスピードは速くなってきたと思います。他の人がどのくらいのスピードで成長しているのかは正直分かりませんが、私自身としては、まあそんなに遅いとは思っていませんでした。同年代の人と話してもそれほど考え方が遅れているとも思わなかったし、会っている人もそれほど変わりませんでした。だから、多くの人はもっと速い展開が可能だなんて考えもしないでしょう。ほとんどの人が、会社に勤めながら、本を読み、仕事をこなしながら、徐々に会う人の幅も広がっていき、考え方も徐々に変化していく。そんな少しずつの世界に生きているのだと思います。もちろん、そんな人ばかりではないと思いますが、多くの人はそうなのではないかと思います。

しかし、起業というものは、様々な要素のスピードを加速させるのだと感じるようになりました。4月以降は、有益な出会いが今までになく多くありました。私の事業に協力してくれる方やサポートしてくれる方はもちろんのこと、会社員のままでは決して出会えないであろう人々とも会う機会に恵まれました。会社員時代ではここまでの短期間でこれだけ特徴ある多くの方々と出会うことはあり得なかった。前職では、ある事業をしていたものの、同業他社や同じような業種のお客様と出会うばかりで、これほどまでに多様な人々と出会う機会にはめぐり会うことはあり得なかった。単に私が行動的でなかっただけではないかと言われるとそうなのかもしれませんが、でもそれでも起業せずにこれらの方々と出会うことはなかったのではないかと私は思います。当然ですが、起業すると社長になります。するとやはり人からすればそれなりの責任と決意を持っている人と思われるのでしょう。自分自身はそんなに変化しているわけではないのですが、出会う方々はそうとは感じていないようでした。ある意味、周りの見方が変わったから、自分も変わらざるを得なかったとも言えるのかもしれません。

また、出会う人のバリエーションが増えると自分の考え方が変わるスピードも速くなります。新しい考え方に沢山触れることで今までの考え方に変化が起こるのです。そして、考え方が変わると行動も変わります。会社員の時は、考え方が変わってもなかなか行動に移せないでいました。しかし、その考え方の変化に合わせて行動も変わるようになったのは起業してからです。業種にもよると思いますが、やはり会社員だと行動範囲というものがあり、どうしても軽々と越えて行けるものではありません。どんなに自分が良いと思う考えがあったとしても、それを実現する場所がなければやはり今まで通りの行動をするしかないのです。しかし、起業すれば社長です。当然ですが、基本的に自分自身の考え方に基づいて行動をする必要があります。逆にそれがなければ会社を経営することは出来ません。起業よってすぐに行動に移せる環境を手に入れることになったのです。

もちろん、それらは自分自身の考え方と行動によって全てが判断されるということでもあります。その一つの考え方・行動により自分自身が生きていけるかどうかが問われるということです。しかし、本来それがあるべき姿だと私は思います。会社の中にいるということは、何かの歯車になることでもあります。その歯車として機能していれば、その個人の考え方がどうであれ自分自身に跳ね返ってくることは多くありません。考え方の結果、フィードバックがあまりない環境と言えるのかもしれません。結果として、自分自身が望む成長に向かっているのかどうかさえ分からない状況に陥りやすくなります。前職ではまさにそんな状態でした。起業はそのような環境から脱出する良い機会になりました。一体自分の考え方は世の中に通用するのか、この考え方で生きていけることが出来るのか。ストレートに跳ね返ってくるこの環境を私は生きていかなければならないのです。それが、考え方の変化のスピードを行動のスピードを上げることになったのです。

また、当然のことながら、私は32歳で社会人経験も7年しかない状況で満足のいく経営が出来るはずもありません。しかし、だからこそ会社員時代以上に勉強していることは間違いないと思います。なにしろ、次から次へと分からないことが出てくるし、それらを適切に処理していかなければ、この会社を存続させることが難しくなってくるからです。会社員時代にもそれなりに本も読み、勉強していたとは思っていますが、今はそれと比ではなくなりました。何しろ、もしかすると生きていけなくなるかもしれないという危機感が目の前にあるわけですから、勉強しないわけにはいかないのです。

今年1年は、これら「出会い」「考え」「行動」「学び」全てにおいてスピードが上がったことを実感しています。また、私が起業に求めた一つの期待でもあったこともあり、今年はスタートとしては悪くなかったと言えると思っています。ただ、自分自身はまだまだ未熟者であり、もっと成長しなければ生きてはいけないことを改めて知った1年でもあります。だからこそ、もっとスピードを上げて会社とともに成長していかなければならないと強く感じています。





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Comment(1)

コメント

張 永日

今年を表す漢字一文字は[揺]でしょう。
東北も永田町も揺れたのだから。
日本をもっとしっかりさせるためには、若者が
しっかりしないといけませんね。

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