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神輿ロッカーズ

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 いつもお世話になっているUNIX USER編集長の渡辺さんからここ4年分のUNIX USERの内容をPDFにしたものをいただいた。このたぐいの製品は自宅にたまった本を捨てるきっかけになるので非常にありがたい。どうもありがとうございます。文字のコピーなどができないのが難点ではあるが、まぁそうした事情もよく分かる。「パスワードクラックしてよし」と言われたので心おきなくパスを解除することにする。

 そういえば、渡辺さんのところで最近出した「オープンソース マガジン」の最新号であるVol.2に掲載されている「素朴な疑問100」はよい。Linuxとか触っているとホント素朴な疑問によくぶち当たる。それを解決していく時間は楽しいときもあるが、大抵の場合単なる困りものでしかないので、こうした疑問をまとめてくれているのはありがたい。ただ、スピード感とかを考えると、この種の内容は「質問答えますよ系サイト」もしくはWikiなどでやるほうが効率は高いのは間違いない(前者のほうが適切だろう)。質的な部分で若干の不安はあるが、多くの人の目が触れることやポイント制の導入でこのあたりも精査されるはず。そう考えると雑誌はやはり大変な時期だ。

 だいたいLinux系の雑誌も当たりはずれの差が激しい基本的に買って損はしない「Software Design」、あまり読むところはないがデザインがいいので手にとってしまう「LinuxWorld」、そして「UNIX USER」など、かつて雨上がりのたけのこの里みたいな状態と比べると淘汰された(日経Linux? 何それ?)。こんな状態を脱する安易な方法として「リニューアル」があるが、そもそもリニューアルをして成功したPC系の雑誌というのを自分は寡聞にして知らない(あ、ネトランがあった)。まぁともかく簡単に脱する方法がないからみんな苦しんでいるわけで、その意味ではオープンソース マガジンの今後の方向性は注目している。

 そんなことを思いながら週末は積ん読していたものも含めて読書をしながらゴロゴロした。どちらかといえばゴロゴロしながら読書した。読んでいるときに思ったのだが、『すばらしく』美しいコードを書くのはスペシャルな能力が必要で、当たり前ではあるがそうした知識を持たないとその美しさというのは良く分からない。ある技術を極めていくと、その分野の造詣が浅い人からすればそれはまさに「神」の領域に近しいものがあるように思う。実際自分の場合を考えても、文章をうまく書く人よりすぐれたコードを書ける人に尊敬の念が強い。

 何でこんなことをわざわざ眠いのを我慢してこんな時間に書いているかというと、日曜の夜に「Linuxって何だかよく分からないけどヲタがウヒヒと笑ってキーボードすごい早さで叩いている感じ」とサラリとのたまうIT業界とは無縁の人とメシを食ったからで、いや、ひょっとしたらギャグなのかも知れないのだが、でもギャグだとするとノッてあげねばならぬ、と「Linuxっていうのはねすごい人たちがね……」と無駄に力説したのに「ふーん」と馬耳東風。いや、いいんだけどね。神は死んだ。


M1000

ウィルコムの使い放題を契約したのはいいが、やはり32kはストレスがたまり、気がつくと持ち歩かないようになってしまった。ちょうどFOMAも買い換えたいと思っていたので、無線LANにも対応するM1000を候補に。モバイル編集部に置いてあったM1000を触ってみるが、無線LANを逐次捕まえてはくれないのか。まぁノラ無線を勝手につかんで使えてしまったらそれはマズいか。ライブドアのD-Cubic契約するかー。どうでもいいけどSymbianでSkypeって動くのかな。

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