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クラウドソージングは超便利ですけど、使えば使うほど使わなくなるかも。たぶん。

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クラウドソージングは超便利ですけど、使えば使うほど使わなくなるかもしれません。すごい便利ですけど、使い方を間違えると厳しいかもしれないですね。

クラウドソーシングについて一応見解言っとくわ。期待する気持ちは分かるが、まぁ、こんなもんじゃねぇの? - ウェブはバカと暇人のもの

中川淳一郎さんいわく、デキる奴は、クラウドソージング登録しないし、オレも発注しないよみたいな話。まぁ、中川淳一郎さんが満足するライターや翻訳者でいい人を見つけるのはかなり難しそうですね。まったくもって、このケースでは中川淳一郎さんが言う通りだと思います。一方で、僕らのように、定型的な業務が発生する業界では結構、助かっている部分はあります。

あと、いい人を見つけたら2回目以降は直接発注しちゃうんですよね。仕事取る方もデキる人は、最初はクラウドソージングでお客さんとってきて、2回名以降は直接営業&発注というケースも多いと思います。

すごい人は一回目から「クラウドソージングの手数料がアレなんで、サイト上ではキャンセルしたことにして、手数料分を少し安くして、直接,銀行口座にお金ふりこんでください」みたいなことを言ってくる人もいます。びっくりしたけど。たぶん、ずっとその方法で仕事しておられるんだと思います。

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(プライバシーのため、名前と金額を隠してます。)

ただ、これを1回目の取引から繰り返していると、システム内で評価下がるんだろうけど、最近のクラウドソージングは人が多すぎて、評価競争のレースに参加しないと割り切ればいいのかな?

そんなわけで、仕事を取ってくる方も、発注する方も、いい人がたくさんたくさん見つかったら、使わなくなりますよね。お得意様が見つかったらいらなくなるかもしれません。それはそれでハッピーなエコシステムだと思ってます。結婚相談所みたいなもんですよね。いい相手が見つかるまで悪戦苦闘して、いい相手がたくさんたくさん見つかったら、プラットフォーマーはいらなくなる。

つまり、このエコシステムが10年、20年もたつと、今の大手の結婚相談所のように、「いい相手を見つけられなかった人」が地層のようにたまっていくかもしれません。もちろん、今は初期状態なのですばらしい人材もいると思います。

個人的には、クラウドソージングは業種によっては、結構いいと思ってます。ただ、せっぱつまってヤヴァい時や、会社のコアコンピタンスになるものを、一元さんに直接投げていいのかどうかは、難しいところです。


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