ロスジェネ彼女無しダメ人間がネットとケータイについてブログを書いたりします。

日本に電子書籍が来るのはまだまだ時間がかかる気がする。

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先日、生まれて初めて本を出版して、
営業から取次まで、関わってみました。
その結果思ったのは、
日本に電子書籍が来るのはまだまだ時間がかかる気がすると思いました。

理由はふたつ。

・今でも流通している本の8割以上はリアルの本屋かも
・本を買うのは高齢者。

今回、「ソーシャルもうええねん」という本を出してみました。
それで、取次まで動向させていただいたのですが、
少し、驚いたことがあります。

ぼくらにとって、本なんて大半amazonで買うものと思っているじゃないですか。
しかし、今回、取次でリアルの本屋の配本部数が決まった時、
リアルの方が多かったです。

ぼくの本は、どうみても、ネット向きの本ですが、流通量で言うと...

リアル書店はamazonの7倍くらいありました。

amazonさんに納品した数と、リアルでの数がぜんぜん違います。

他の普通のビジネス書だと、もっと差が大きいようです。

そして、地方に営業すればするほど、人々はそれほど、
ネットに関心がないことがわかります。
ネット以前に生活がたいへんな地域もたくさんあります。

地方に行けば行くほど、ビジネス本は売れなくなります。

片付けの本や、ロングブレスダイエットの本が
100万部売れるのも分かります。

アメリカでkindle流行ったから、日本でも流行るかというと、
状況が違う気がしてきます。
日本には、価格コムがあるのに、大型量販店がまだまだ主流を
握っているのと同じ状況に見えます。

アメリカの街を歩いていても、そんなに本屋はありません。
サンフランシスコをぶらぶらしていても、
あんまり本屋がたくさんあった記憶が無いです。
ニューヨークでも、日本ほど、大きな本屋が
いっぱい集中しているわけでもありません。
アメリカの地方の街に行くともっとひどいです。
amazonがないとまともに本が買えない気がしました。

日本には、本屋は、いたるところにあります。

渋谷駅には、東急PLAZAの中に紀伊国屋書店があり、
マークシティーの下に大きな文堂書店があり、
セルリアンタワーの坂を降りたところに、あおい書店があり、
109の下にブックファーストが地下1階と地下2階に渡ってありますし、
東急本店の上にジュンク堂書店があり、
駅前のQFRONTの一番上にもTSUTAYAの本屋がありますし、
その向かいにも本屋があります。

多すぎです。

どこでも本が手に入るので、ネットで買おうという雰囲気になるのかどうか
よくわからんです。

ただ、今回、はじめて、書店営業して、
日本中にはいたるところに本屋があるということを
痛いほど知らされました。

佐賀県とかは、駅から近くの本屋まで、タクシーで2000円も
しましたが、それでも本屋はあります。

紙の本がなくなったら、
失業する人が何人いるんだろうと思いました。
実際、営業していて、
「来月から、うちの本屋はつぶれるんで、注文だせないです」
という本屋もありました。

あとね、各書店の動きを全国的に見ていると、
どうみても、本を買っているのは高齢者なんですよね。

うちのオカンもすごい量の本読むけど、本を読む高齢者って多いと思う。

ぼくらが読んでいる本は、少数派なんだなぁと思うことが多かったです。

最近、思うんです。

日本のネットの普及が一部で異常に遅れている理由は、
リアルが便利すぎるからだと思うんです。
いたるところに、コンビニもスーパーもあるし、
本屋も電気量販店もある。
無駄にインフラと流通のクオリティが
高すぎるんだと思います。

一部の国では、高齢者がネット無いと
生きていけないくらい不便なので、
無理矢理覚えますが、
日本は、べつに、そこそこ便利なので、
ネット使わないのかもしれません。

うちの実家みたいにクソ田舎もありますが、
それでも、イオンモールの本屋まで車で30分です。
日本の人口は4割くらいが、大都市圏に住んでいて、
半分以上が都市圏だったりします。

オーストラリアにいたとき、
税金もネットでクレカ決済で、
納税番号もwebで申請でしたし、
駐車禁止やスピード違反の罰金も
ネットでクレカ払う仕組みでしたし、
「ネット無いと死ぬ」と思いました。
なぜなら、地方では、
街の役所まで何百キロもあるからです。


日本は、ネット無くても、そこそこ便利に生きて行けます。
便利すぎて、ネットが普及してない気がします。


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