国際経済・情報社会を専門に、欧米アジアアフリカ地域の経済・ICT市場を分析しています。各国の経済・ICT市場動向から見えてくる社会イノベーションの動き、気づき、考えたことをお伝えします。

SMSは万国共通、日本では?

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携帯電話からスマートフォンへ。

先日、スマートフォンの最新動向を把握するために、家電量販店に行ってきました。店頭にはDoCoMo、au、Softbankを中心に携帯電話やスマートフォンが並んでいました。例えば、DoCoMoの売れ行き好調というSamsungのGalaxy SIIを始め、最近のスマートフォンには赤外線、ワンセグ、おサイフケータイまで機能として搭載されており、確かにDoCoMoユーザは、i-modeやワンセグ、おサイフケータイは必須というのも分かりますが、スマートフォンがここまで日本式になっていいものだろうかと不安にもなりました。

ところで今回、家電量販店に行ったもう一つの目的は7月13日に開始された国内のSMS相互接続サービスの注目度でした。店員さんに聞くと偶然なのか、初めての質問だったらしく、即回答は得られませんでした。

実際、7月13日から開始されたSMS相互接続サービスは、受信は無料、送信料は一律1通3.15円、海外ローミングは一律100円で、海外では主要通信サービスとして利用されています。

それほど話題になってもなく、日本ではDoCoMoならi-modeとパケット通信サービスはすでに存在するので、今さらSMSを使う人はほとんどいないだろうとは感じていましたが、事実、全ての量販店で調べたわけではないですが、今回訪れた量販店でもほとんど話題にはならなかったようです。

しかしながら、このSMSは、東南アジア各国あるいはアフリカ諸国では大々的に利用されています。もちろん最新の携帯電話もスマートフォンも一部しか普及していないこともあり、音声以外の通信手段としてSMSや国によってはMMSしか存在しないのも確かですが、大々的に利用されています。ケニアのmPesaに代表されるSMSを利用したモバイル送金は新興国では今では共通ともいえるべきサービスとなっており、またインドでは農村地域の人材育成を目的とした情報共有や農業関連情報の共有などにSMSが利用されています。さらにアフリカではGoogleがフランス大手通信キャリアのOrangeと提携し、SMSを利用した「Gmail SMS Chat」を2010年からセネガル、ウガンダ、ケニアで提供しています。

今回のSMS相互接続サービスから新たなサービスは生まれる必要もないと個人的には思いますが、SMSは万国共通とも言え、シンプル簡単なコミュニケーション手段の一つとして、国内外で使ってみるのもありかと思います。一歩一歩海外市場と同じ歩調で日本のICT市場も発展していくことが望ましいと思います。

 

 

 

 

 

 

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