フリーターがフリーターの実態を赤裸々につづります。過去働いたことのある職場を非正規雇用の立場で、法に触れない程度で自由に暴露していきたいと思います。

kintoneは剣道の防具屋「真剣堂」でどのように活躍しているか-販売店での活用事例を探る-

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こんにちは。初月ヘチマです。
オルタナティブブログ移行後、一回目はkintone活用事例の取材記を書かせていただきます。

今回は「真剣堂」さんを訪ねました。
「真剣堂」さんは京浜急行線上大岡駅の近くにお店を構える剣道の防具屋さんです。

店内様子.jpg

全国の高校や大学、全日本剣道選手といった剣道と関わるさまざまなところからの注文に応じる人気の専門店です。

○kintoneを使い始めた経緯

まずは今回の取材に応じてくださった方々をご紹介します。

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前列に並んでいらっしゃるのがお馴染みサイボウズの龍太さんと、「真剣堂」の代表取締役・関貴之さんです。


そして主に取材時の質問に回答くださったのが「真剣堂」の小木曽貴子さん。

小木曽さん.jpg

こちらの小木曽さんが「日々の業務効率を良くしたい」と思い立ったことが、「真剣堂」さんでkintoneを使い始めたきっかけだったのだとか。


といってもすぐに「kintoneを活用しよう!」となったわけではありません。

何か解決策はないかと小木曽さんは

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こちらの三千和商工・新橋営業部営業第二課の森和重さんに相談を持ちかけたのだそうです。

複写機・複合機からネットワーク構築、デザイン・印刷業務、LED照明など幅広い商品を扱う「三千和商工」さんですが、剣道部としてのもう一つの顔があります。

企業対抗の野球の試合などはよく聞きますが、剣道も企業対抗試合があるんですね。

中でも「三千和商工」さんは

三千和商工剣道場.jpg

このような剣道場まである強豪企業です。その剣道部員である森さんは元々「真剣堂」さんと親しかったというわけです。

その森さんもすぐに「それならばkintoneを使ってみましょう!」とおっしゃったわけではありません。

さらに森さんが

高木さん.jpg

勉強会で仲良くなったという2ndFACTORYGROUPコーポレートストラテジーグループプロダクトライセンス営業の高木秀人さんに相談をしてみたのだとか。


セカンドファクトリーさんといえば、前回取材に訪れた「極鶏.Bar」の経営もされているIT企業さんです。

「極鶏.Bar」でもkintoneを使用されてましたが高木さんもkintoneの大ファンだったようで、高木さんが「業務効率を良くしたいならぜひkintoneを!」と小木曽さんにおすすめし、「真剣堂」さんで活用されるようになったというわけです。

小木曽さんがkintoneの良さを伝えると、社長の関さんはすぐさま2台のiPadの購入されました。

「本当はいきなり4台のiPadを購入しようとしていたが、経費的に厳しいので止めた」と小木曽さんはおっしゃっていましたが、それでも「とにかくやってみよう。やってみて駄目だったらまた考えよう」と社員の考えを柔軟に取り入れる社長はなかなかいないと思います。

社長の思い切りの良さがあったことで、今では

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「真剣堂」社員の瀬戸健太さんや中野祐介さん、奥田佳代子さんもkintoneを活用されているのだそうです。

○防具注文の流れ

「剣道の防具の注文を受け付ける」といわれてもピンときませんよね。そこで実際にいつもの注文受付の様子を「真剣堂」の中野さんがみせてくださいました。

お客さんのモデルは龍太さんです。

まずは採寸。

基本的に剣道の防具はオーダーメイド。きちんと採寸されていない防具は、競技しづらいことはもちろん怪我にも繋がって危ないのだとか。

採寸.jpg

剣道衣を着てもらい、頭から足先まではかっていきます。

採寸3.jpg

当たり前ですが、剣道って面や突きなんかがあるから頭や首元をしっかり守らないと危ないですよね。

採寸4.jpg

体回りを測りおわったら今度は手の採寸。こちらも篭手をつけなければいけないので正確に測る必要があります。

採寸5.jpg

サイズの他にも刺繍する糸の色や入れる文字等も「真剣堂」の中野さんがヒアリングします。

採寸2.jpg

採寸中の記録は全て紙に記録しておりました。

採寸終了.jpg

最後に防具の種類を選んで採寸終了!

......なのはいいのですが、ここまでkintoneの「き」の字も出てきませんでした。
いつ出てくるんでしょう?

と思ったら、注文を受けて防具をつくる工場の方はkintoneを使っておらず、パソコン自体使用されている方が少ないため、ファックスで注文書を送っているのだとか。

ファックス.jpg

学校や道場へ直接採寸にうかがう場合は、iPadを使用して、記録をkintoneに直接入力することもあるそうですが、結局その後紙に写してファックスで注文書を送っているそうです。

○kintoneはどのようなときに活用されているのか?


昨年末森さん達に相談して、今年の1月からkintoneの使用を始めたとのこと。

しかし、先ほどの注文を受け付ける流れの中では全く使用しているところをみられなかったkintone。それでも「kintoneを導入してから便利になった」と小木曽さんはおっしゃっておりました。


それはどんなところで?とうかがうと......

  1. 顧客の管理
  2. 注文数の管理

こちらの2点をあげておりました。

1、顧客の管理

一度購入したらしばらく買い換えることはないという剣道の防具。それでもお客様からの問い合わせはよくあるといいます。

「先輩と同じ防具がほしい」
「前回注文したものと同じものがほしい」

そんな注文があるそうです。

kintone導入前までは

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このようなファイルの中から探していました。これは本当に大変そうです・・・・・・。

ファイルの中身も

レトロ3.jpgこのようにExcelでフォーマットに入力して

レトロ.jpg

印刷したものを所属ごと、学校ごとにファイリングしていたんですね。はじめはそれでも管理できていたようですが、だんだんと常連の学校や道場が増えていくにつれて管理しきれなくなりkintoneの使用に踏み切ったそうです。

入金確認等で顧客を調べることの多い「真剣堂」の小木曽さんがkintoneでページを作成し、kintoneに詳しいセカンドファクトリーの高木さんがアドバイスすることで現在使用されているフォーマットに落ち着いたとのこと。

kintone導入前は約20分ほどかかっていたこちらの作業が、kintone導入でなんと3分ほどでできるようになったのだとか!

スクリーンショット (5) (5).png

手間が少なくなっただけでなく、見た目も分かりやすくて入力しやすそうです!

スクリーンショット (3).png

顧客もこのようにkintoneでまとめて管理をしているため、学校名や購入者の氏名ですぐに検索することができるようになったのだとか。

2、注文数の管理

購入者のデータをまとめることでどの時期に一番売れているのかといったことも確認ができるようになりました。

スクリーンショット (4) (1).png

繁忙期が目に見えてわかるので、この情報を「真剣堂」さんと工場側で共有すれば、前もって準備ができて注文が殺到しても迅速に対応できますよね。

このあたりの活用の仕方はまさに販売店ならではといった印象を受けました。

○今後の希望

今後はさらに改良を重ねて

  1. 個別注文とトータル注文を一つのアプリにまとめる
  2. スクロールを少なくする
  3. ファックスで送る際のページの仕様をkintoneで作成する

以上をできるようにしたいとのことでした。

1、個別注文とトータル注文を一つのアプリにまとめる

防具全部をトータルで注文する場合と、それぞれのパーツごとに注文する場合があるのだとか。

新学期の新入生と使い込んだ防具を部分的に購入したい先輩とが混在する時期などは別々のアプリで作成するよりも一つにまとめた方が管理が楽そうですよね。

2、スクロールを少なくする

便利さを求めた結果、一つの画面に色々盛り込みすぎてスクロールの量が増えてしまったのだとか。こちらもカスタマイズ次第で改良できそうです。カスタマイズを自由にできるのがkintoneの良さですよね。


3、ファックスで送る際のページの仕様をkintoneで作成する

こちらもカスタマイズ設定を変更すれば可能だそうです。一番は注文を受ける工場側でもkintoneを使ってもらって情報を共有することですが、工場側の人がITに弱くできないそうです。

kintoneで入力したものをファックス用の紙として印刷できればさらに便利になりそうです。


○おわりに

販売店での活用事例が今回の取材の目的ですのでそれもとても勉強になったのですが、「真剣堂」さんの場合、kintoneを使用しはじめた経緯もとても興味深かったです。

kintoneの魅力を知っている人が、必要としている人に教えることでkintoneが広まっていく。面白い事例をみることができました。

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