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F1バーレーンGPで知った「Journalismとは何か」 - エフワンのぼやき #010

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The Taking of Pearl Roundabout

ども、Quzyです。

先日おこなわれたバーレーンGPは、
いちF1ファンとしてボイコットしたので、
よくわかっていないのですけれども、
いろいろ結果などは伝えきいています。

よかったですね。

さて、......

今回のバーレーンGP、
僕は世紀の愚行だと思っていますけれども、
その中で学びとったものも、
いくつかありました。

僕はこれまで、
カタカナの「ジャーナリズム」というものに、
どこかうさんくさいものを感じていましたし、
ジャーナリストとなると、
ますます、理解の範疇を超えた存在でした。

イギリスの歴史などを趣味で勉強していますと、
近代ジャーナリズムの発展に
かの国の歴史がおおいに寄与していると、
よく書かれてはいるのですけれども、
日本人としては、
どうも直感的に理解できませんでした。

しかし、
バーレーンGPを取材するために、
多くのF1記者たちが、
現地入りをしたのですけれども、
彼らの活動と発言には、
目を見張る驚きを感じました。

それが、
イギリスのジャーナリストたちでした。

バーレーン政府が、
F1期間中の一般報道陣の入国を拒否したなかで
入国を拒否されたジャーナリストたち | バーレーンGP | ESPN F1
イギリスの主要各紙のF1記者たちが、
さまざまな問題提起を現地から書き綴ってくれました。

彼らはF1を取材するために行っているのだから、
入国が拒否されることは無かったんですね。
むしろ歓迎された。

しかし彼らときたら、
もちろんF1についてもプロフェショナルで、
長年にわたって深い取材経験があるのですが、
その枠だけにとどまらず、

「自分たちはF1特派員である以前にジャーナリストだ」

ということで、
バーレーンの郊外まで出かけて抗議デモに参加して
取材をしてみたり、
ホテルとサーキットの往復のあいだで
何台の警察車両を目にするのか毎日カウントしてみたり、
もちろんイギリスの本紙には批判的な記事を寄稿し、
自分たちは自分たちでtwitterで直接「ものも言う」と、
獅子奮迅の働きでした。

彼らにしてみれば、
それはバーレーンという国家の内部に入り込める、
最高のチャンスだったんですね。

もちろん、
彼らが何を言っても、
F1グランプリは予定通りに進行したし、
バーレーン政府はもちろん、
バーニー・エクレストンは揺るがなかったわけですけれども、
彼らイギリスのジャーナリストたちは、
彼らの信じるところを信じて、
やるべきことをやりました。

僕は「内破(ないは)する」という言葉が、
大好きなんです。

これを僕は、
外側からなんやかんや対象を攻撃するのではなくて、
あえて対象の内側に入り込んで、
その入れ物自体を攻撃して内側から壊す、
という意味として理解しています。

ジャーナリズムが何か、
ジャーナリストがどういう人たちなのか、
というのは、
門外漢の僕にはよくわかりません。

バーレーンでの開催に反対!というジャーナリストに対して、
F1がいやだったら取材しなければいいじゃないか、とか、
バーレーンGP開催に反対だったら、
行かなければいいじゃないか、とか、
そういう言葉をかけたくなる人もたくさん
いると思うのですけれども、
僕はちょっと違うな、と思いました。

F1バーレーンGPで、
イギリスのジャーナリストたちが実際にしてみせたことは、

「なるほどこれが Jounalism なのかなあ」

と、思わせるものでした。

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