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青春時代の中華PAD

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お世話になります。

さて、今回の記事も端末の紹介をさせて頂ければと思います。

前回、生まれたての中華PADという事で初期の中華PAD(E7001)を紹介させて頂きましたが、今回は青春時代の中華PADという事で、昨年の秋頃に発売された中華PADを紹介させて頂きます。

この中華PADですが、Opadという端末になります。

まずは、Opadのスペックと写真を紹介致します。

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【スペック】
サイズ/画素数:7"/WVGA
TP        :感圧式
CPU       :Telechip8902 800MHz
OS        :Android2.1
メモリ       :256MB
SD        :16GB
その他      :HDMIポート 等

この端末ですが、発売当時は物凄く注目された端末でした。

理由としましては、当時発売していた中華PADのほとんどがAndroid1.5搭載の端末という中で、とうとう中華PADでもAndroid2.1搭載の端末が出たという事で注目が集まりました。
(前回の記事で紹介させて頂いたE7001がAndroid1.5搭載の端末ですので、たった2~3ヶ月で新しいOSを搭載した端末が出た事になります。)

この端末の動きですが、CPUも800MHZでAndroid2.1搭載との事で、E7001から比べると格段に向上しました。
TPは、相変わらず感圧式でしたが...。

それだけの端末ですので、売れないわけがなく、apad専門店でも最初に入荷したLot分が、わずか半日で売り切れました。

次の日ですが、お客様がいらっしゃいました。
「あの~Opadが...」
「すいません、Opadは売り切れてしまいまして。」
「違います。Opadを昨日買ったんですが、タッチパネルが動きません。」

次の日もお客様がいらっしゃいました。
「あの~Opadが...」
「すいません、Opadは売り切れてしまいまして。」
「違います。Opadを昨日買ったんですが、タッチパネルの位置がズレ過ぎてて使えません。」

この端末ですが、スペックだけ見ると凄く良い端末に見えますが、やはり落とし穴があって、とても品質が悪いものでした。
特にTPまわりが...。

結果から言うと半分以上が何かしら品質的に問題のある端末でした。

今までの製品にも品質的な問題はありましたが、ここまでひどい端末は先にも後にもこの端末だけです。

中華PADの反抗期にあった感じでした。

毎日、品質対応に追われるapad専門店ですが、こんな時に助けてくれるのは、やはりお客様でした。

秋葉原にいらっしゃるお客様ですので、その解決方法の多くをご存知で教えて頂いた通りに行うとその多くが解決されました。
尚、解決方法としては、ソフトの更新になります。
というのも、この端末の多くがソフトが未完成なまま出荷されており、その為に端末が不安定になっていました。
Android2.1を早々に使った歪なのでしょうが...。

ただ、ソフトの更新をしても端末の不具合が改善されないものもあり、それは完全にハード面での不具合になります。
ハードの不具合は、製品内部の半田付け等を行わないと修理不可能なのですが、TPがきかないものに関しては、液晶とTPのクリアランスが保たれていない事が原因の為、液晶とTPの間に何か簡単なクッションをすると改善されました。

あくまで聞いた話しですが、中には端末内部に消しゴムを入れてクリアランスを保った兵もいたそうです。
一部の方の間では消しゴム端末と呼ばれていたそうです。

中華PADは安価でスペックも良いものもありますが、品質的にとても悪いものもあります。
ハード的に壊れているものも多いですし、ソフトが不安定なまま出荷されるものも多いです。
ただ、安価にタブレットを体験できるメリットはありますし、自分なりにカスタマイズできるのも魅力です。
もっと言えば修理出来るってのも人によっては、面白さの一つになりえます。

最後に、このOpadは出た時期も青春時代と言えますが、端末自体も青春時代と言える端末でした。

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