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メディアプランナーのつぶやき。ITおよび製造業のマーケティングについての考察。ときどきマンガとアニメ。

公私混同してこそ仕事は楽しくなる

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秋の「ITmedia Virtual EXPO」が今月開幕しました。このEXPOの「モノづくり」分野の企画に関わって早6年。講演者の選定や依頼には毎回苦労していますが、読者の皆さん(特に遠方の方々)からの反響も大きくなっており、面白くてタメになる講演を届けられるよう常にアンテナを張っています。

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■ITmedia Virtual EXPO 2016 秋

「いまの製造業のトレンドを押さえる」「設計開発の現場でも役立つ」といったテーマを心掛けてはいますが、それに加えて自分が面白いと思うかどうか」も重要な選定ポイントになっています。そして、普段から(仕事とプライベート関係なく)興味が引かれるものに対しての人や情報のネットワークを広げておくと、ひょんなところからその「きっかけ」が生まれたりします。

例えば、今回の「組み込み開発&エレクトロニクス」EXPOの講演の1つである筋電義手ベンチャーのメルティン 粕谷昌宏氏。彼と最初に会ったのは、友人と一緒に行ったサバイバルゲームへの参加がきっかけでした。そこでは他愛もない会話しかしませんでしたが、その後モノづくり系の展示会でも何度かばったり出会い、彼が関わる「義手開発」を知っていく中で、その独自性や将来性を面白いと感じて今回講演を依頼することになりました。「筋電センサーで進化する義手開発 ~生体信号処理技術とIoT~」という講演タイトルで公開していますのでぜひご覧ください。

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また、9月3日(土)に筑波サーキットで開催された「第27回 メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」。今回初めて弊社アイティメディアがレースに参戦したのですが、私はというと、自社の参戦よりもそこに来場されるマツダのエンジニアの方に話を聞きたい! とほぼ別行動。

私自身はクルマに乗る・見るということよりも、その中身や開発工程に引かれているため、爆走するロードスターを横目に、同時に開かれていたマツダのモノづくり講座で金属加工やカラーリングの話を聞き、さらにEXPOの企画として車両開発本部長の松本浩幸氏へのインタビューも撮影してきました。講演タイトルは「クルマを運転する楽しさは全ての人に届くのか、マツダの「人馬一体」」です。

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いつかロードスターを運転する楽しさを味わえる日が来るのだろうか......と思いつつも、「いいモノを作って届けたい」と語る開発者の方々の話を聞けて、私は十二分に楽しめました。また、エンジニアの方々も、とても楽しそうに開発について話されているのを見るに、「ああ、やはりこの人たちも多かれ少なかれ自分が楽しいと思うことをやっているのだな」と思うのでした。

▼ITmedia Virtual EXPO 2016 秋
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/9mX/1A/4vr/1f/info/virtualevent/expo2016/em/

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