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「外資系コンサルが実践する図解作成の基本」-新社会人は全員この本を熟読すべし

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ロジック図解コンサルタントの開米瑞浩です。

私が図解研修の仕事を始めた15年前に比べると、図解作成術についての本もずいぶん増えました。

しかしこれはその中でもピカイチの名著であること、間違いありません。

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外資系コンサルが実践する図解作成の基本 吉澤準特 著、すばる舎 刊

■ココがすごい

(1) 簡単に実践しやすく効果が出やすいポイントから書かれている

たとえば「線の使用を控える」「色の使用を最小限にする」「ポジションを合わせる」などなど。その具体的な内容は省略しますが、いずれも本書の該当ページを数分読めば「そういえばこの前作ったあの資料ダメじゃん・・・」と心当たりを思い出して修正を始められるような、そんな作りになっています。

(2) 実務的にボトルネックになりやすい、パワポ操作の解説もある

実際に「図解が苦手」だという人の「苦手」な理由のおそらく3割ぐらいは、PowerPointのようなソフトで図を書くための操作を知らないことにある、と私は考えています。人間は慣れないことはなかなかやろうとしません。「箇条書き」ならやったことがあるから書けても、図解をしようとするとソフトの操作法から勉強しなければならないので、いきなりハードルが上がるわけです。
そこでこの本はPowerPointを使うことを前提に、図解に必要な操作のエッセンスをこれまたうまく要点をとらえて書いてあります。

(3) 実は非常にマニアックなネタまで書かれている

たとえば実例として載っている図解の Before / After をよく見比べた上で、いったんAfterのほうを見ずに自分の力でBeforeの状態からAfterの例を再現する、といった練習をしてみるといいでしょう。実際にやってみるとこれはなかなかできません。その上でもう一度After の例を見ると、そこに、最初は気がつかなかったさまざまな細かい配慮が満載であることに気がつきます。そんな深掘りができる例題が豊富です。

もうひとつ「マニアックなネタ」と言えるのは、たとえば「赤は情熱・活気、青は冷静・安定」といった「色のイメージガイド」、色相環を使った色の選び方、ピクトグラムなど、通常はデザインの本に載っているようなポイントまでカバーしているところです。

これだけの話題を適度なボリュームで一冊に収めてあるというのはつくづく素晴らしいです。

新社会人のみなさん、ぜひ買いましょう!(もちろん社会人30年目の人にも役に立ちますが!)

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