専門的な情報を、立場の違う人に「分かるように説明する」のは難しいものです。このブログは「技術屋が説明書や提案書を分かりやすく書く」ために役に立つ情報をお届けします。

上達は知識×実践×フィードバックの3点セットで

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わかりやすく書く技術・説明する技術の研修、伝わりにくい文書のリライト業務を行っている開米です。

どんな分野であれ、スキルが身につくためには「知識×実践×フィードバック」の3点セットが効いてきます。「知識」なしの手当たり次第の実践が生きるのは子供が言葉を覚えるときぐらいで、それだって周囲の大人の言葉というお手本(つまり知識)があって成り立つもの。まして、ある程度成長してから勉強するのに、「知識」なしでひたすら実践だけやるのは効率が悪すぎます。

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たとえば私のオフィシャルサイトに掲載している「カテゴリーとサマリー」「入れ替え可能なラベルはダメ」「評価する習慣をつける」といったラベリングの基本を、学校の国語の時間に教えてもらったという方はどれぐらいいるでしょうか? 限りなくゼロに近いことと思います。

これらはいずれも「知識」です。しかも知識としては大して難易度の高いものではなく、それでいて、知っていると役に立つ、そんなちょっとしたことさえ学校では教えずに「作文は思ったことを自由に書けばいいんだよ」などと言っていたわけです。大人になってからレポートを書くのに困るのは当たり前ですね。

知っていると役に立つちょっとした「知識」は他にもいろいろとあります。ありますがそれらを単に読んだだけでは使えません。使えるようになるには実際に使ってみなければいけません。そして実際使ってみるとたいていうまくいかないもの。

そこで「フィードバック」があると学習効率がよくなります。「ここはこういう理由で、こう修正した方がいいよ」とか、「ここが不自然だからもう少し考えてみて」といったちょっとしたアドバイスがあると、ダメなところを見抜くカンが短い時間で鍛えられていきます。

同じ学習をするなら、楽してできたほうがいいじゃないですか? 10時間やって10を学ぶより、1時間で10を学べるならそのほうがいいに決まっています。その時間短縮の鍵を握るのが「知識」と「フィードバック」というわけです。

ただ、「知識」については一般的に通じる法則なのでWebや書籍に上に掲載することができますが、「フィードバック」は個々の実践に特有のものなので、載せてもあまり意味がありません。「実践」をした当人にその直後にフィードバックをするとその当人には非常によくわかるのに、それを他の人が見てもあまりピンと来ない、というケースがよく起きます。ですので、短時間で上達したかったら自分にフィードバックをくれる相手を見つけましょう。


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