デジタルでBtoBセールスはできるのか!?

メール受信頻度を選べると嬉しいという実体験

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以前こちらで書いたとおり、アメリカの小売業界は、商品購入時にレジでメールアドレスを聞くことが多いようです(時には、口頭で言ってくださいと言われたり、メモ紙を渡されてここに書いてくくださいと言われることも)。別にUSの流通小売業界に精通しているわけではなく、過去に何回か1週間ほどハワイに旅行者として滞在してきたに過ぎませんので、断定的なことは言えませんが、少なくとも日本国内においてレジにてメールアドレスを入力してください、と言われたことは一度もありません。

ショッピングの主役は妻ですがクレジットカードでの支払いは私がすることが多いので、メールアドレスを聞かれた際には私が妻のアドレスを入力しています。すぐにWelcomeメールが来て、その後定期的にメールが送られてくる、というのは日本のショップと同じです。
今回登録したショップのひとつが、一日に5-6回もメールが来るということで、妻からなんとかならないのかと、私に相談(クレーム?)が来ました。英語のメールなのでどうすればいいのかわからない、ということですが、本文なんか読まなくても大抵の場合にはメールの最下部にメールの配信停止ボタンがあるものです。
メールを転送してもらうと、やはり最下部に「Unsubscribe」というリンクがありましたので、そちらをクリックすればいいのだろうと思ってクリックしてみました。

面白いなとおもったのが、Unsubscribeボタンを押すとすぐにメール配信停止の確認画面に行くのではなく、メールを受信する頻度を選択させる画面が現れたことです。
その頻度は、「すべてのメール」「週に2通」「週に1通」「月に2回」「月に1回」の5通りから選べるようになっていました。これはいいなと思いました。
しょっちゅうくるようだと鬱陶しいなと思っても、月に1回ならいいかなと思って考え直すことも結構あるのではないでしょうか。また、メール受信を停止しても会員を辞めるわけではないのが通常ですが、そうは言っても受信停止するとつながりが切れてしまうのではないかと心配する気持ちがある場合に、最低頻度のメール受信でもつながりは続いているんだ、ということで会員側は安心するのではないかと思います。

あまり多くのメールを送ることは逆効果である、ということはよく言われることですが、このように頻度を選ばせることで、ユーザーの満足度も高まり、企業側でも会員として繋ぎ止められるということで、お互いにメリットがあるのではないでしょうか。会員の中のロイヤリティ(忠誠度)を図る基準として、メール受信頻度による階層分類もできるでしょうし、セール案内などのマーケティング施策を行った際の反応の違いを見る、というような活用もできるでしょう。

あまりお金をかけなくても、お客様情報を入手してマーケティング活用に活かせる、ということを先のブログでは書きましたが、ちょっとしたひと工夫がされていることもわかりました。効果的なデジタルマーケティングができているUSの小売業に対して、また一段、感心してしまった出来事でした(私が知らないだけで日本の小売業でもこの仕組を採用しているところはあるのだと思いますが)。


ハワイ旅行中に遭遇してそこから考えた少しだけITに関わる出来事

IBM 中山貴之のWeb Page (平日は毎日更新中)

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